【2022年8月版】現行ジムニーJB64/74納期 最新情報 〜スズキはジムニーの納期を解消する気ない説〜

納期最新情報

今月より納期記事のタイトルの「新型ジムニー」のところを「現行ジムニー」にすることにしました。
前に、正式な2型が登場したら新型を外して現行とするつもりと言ったのですが、法整備対応の1.5型?のようなアップデートに始まり、1.7?1.8型?のようなマイナーアップデートばかりが続き、これは2型ちゃうやろーって感じがしてたのでずっと新型という冠をつけてたのですが、世間ではいつの間にか2型3型などと呼ばれているのでもういい加減に現行ジムニーとすることにしました。

というわけで今月も納期にまつわる状況を考察していきたいと思います。

主な考察ポイントは、大きなトピックがなかったため販売台数の増減のカラクリを解くというところをネタにしていく予定です。

それでは今月の納期情報について見ていきましょう。

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2022年7月の販売台数情報をチェック

大きなネガティブトピックがない今はこの販売情報をチェックして一喜一憂するほかありません。

先月は3,933台というなかなか良い数字を叩き出して今月もそれに続けば御の字、欲を言えばさらに数字は伸びてほしいところですがどうなったのでしょうか。

それでは早速今月の販売台数を見ていきまっす!

2022年7月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報 – 一般社団法人 全国軽自動車協会連合会
一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の公式webサイトです。

7月の販売台数は3,323台となりました。
なんとも標準的。コメントしづらい。
しかし、1,000、2,000台という月もあって肩を落とすことも多々ありましたのでこの標準台数は安堵の数字かもしれません。

納期を縮めることを考えたらもっと製造してもっともっと発注済みの方へ届けないといけないわけですが、どうやら「スズキはこの納期問題を解決するつもりはさらさら無い説」も有力になっているんじゃないかというところを次に紹介します。

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仮説【スズキはジムニーの納期を解消する気ない説】根拠その1「販売台数の増減は会社の都合」

これまで販売台数を毎月追ってその数字に一気一憂しており、販売台数が多い月なんかは「スズキはジムニーの納期問題にメスを入れてくれてるんだヤッター」などと歓喜していましたが、それは思い違いだったのではないかと悲しい仮説を立ててみます。

先月のこの納期情報記事をまだご覧になられていない方は先に見てほしいのですが…

【2022年7月版】新型ジムニーJB64/74納期 最新情報 〜注文数vs製造数〜
近頃全然ブログを書く時間が取れず、納期情報屋さんみたいになってしまってます。ネタ切れというわけでは全くなく、ナイスなジムニーニューグッズの紹介や、自分のジムニーもカスタムを進めていてそれのレビューなんかもたくさんしたいのですがやる時間が取...

注目すべきポイントとしては、様々な理由があるとは思うのですが、他メーカー含めほとんどが先月よりも販売台数は増えているということです。

メーカー問わず6月は多く販売できる謎の月、逆に4月は少なくなる謎の月ということです。(理由わかる方コメントにて教えてください…)

と書きました。

すると、なんとコメントでアドバイスをいただけたのです。

「6月はメーカーの半期決算があり売り込むので台数が増えると聞いたことがある」
とのことなのです。

ジムニーだけではなくスズキ全体で、さらに言えばメーカー問わず、月単位の販売台数の増減って似ている傾向があるんです。
こういった決算の都合なのであれば合点がいくのです。

そしてとある掲示板でこれまた興味深いことを言っている方がいました。

これまでのジムニーの販売台数の多い月には理由があるという内容です。
販売台数でこれまで最高の数字だった2021年の3月は5,719台だった月は年度末
過去2位の月が2022年3月の5,177台。この時点で気づく人は気づく。
私もこんなに毎月ウンチク垂れておきながら感が悪い。。。
そうなんです。
年度末で販売しなきゃいけない、会社的な都合がある月が過去の1、2位の販売台数なんです。

そして過去3番目の販売台数だった月は2018年7月はモデルチェンジの月。

以下の販売台数上位月に関してはわからないですが、イベントがあるとか、スズキ内でコンペがあるとか、何かしらただ販売を頑張らなくてはいけないという理由があっただけと考えることもできます。

これがこの仮説の根拠その1となります。

仮説2もあるので次に書きます。

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仮説【スズキはジムニーの納期を解消する気ない説】根拠その2「そもそもたくさん売れない」

この根拠もすごく現実的なところであります。

これも先月の考察とも繋がるのですが、ジムニーに限らず四駆やスポーツカーが絶滅するかもしれない騒音問題や環境問題をクリアするための規制。その規制のためにジムニーもこれまで数々のマイナーチェンジをしています。

そして憂慮しなければならないのがCAFE規制です。
日本語でいうと企業間平均燃費です。
メーカーで売ってる車の平均の燃費を上げないと罰金があるんです。
スズキ車の中で燃費ワースト1はもちろんジムニーです。

つまり簡単にいうとジムニーが人気だからたくさん作って売ってしまうと規制に引っ掛かり罰金!ということになりかねないのです。
だからたくさんは作らないっていうのがこの仮説の根拠その2です。

ちょっと嫌味風に「解消する気ない」としましたが正確には「解消することができない(規制のせいで)」というところでしょう。

ディーラーブログでもジムニーはいい車だけど売ると規制に引っかかっちゃうので燃費のいいアルトなんかがもっと売れてほしいと書いているのを見つけました。

微かな希望としては3型になりアイドリングストップがMTにも標準装備となりました。これにより僅かながら販売できる台数が増えるとも考えられます。
アイスト標準搭載には不満もある人もいると思いますが、少しでも燃費をあげないとジムニーを売ることができないので皆さんガソリンジムニーを末長く楽しむ為に我慢しましょう。

そんなわけで仮説の根拠その2は規制のせいでたくさん売ることができないでした。
ジムニー発売当初の予定よりも大人気でスズキは嬉しい反面、これ以上売れたら困るという扱いの難しい車種になっているなんとも悲しいお話です。

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SNSでの実際の納期は今どれくらい?

久々にSNSでも納期がどれくらいになっているかなんとなくチェックしてみました。
なんとなくなので参考程度に考えてくださいね。しっかりデータをとったわけではありません。

当ブログをいつも見ていただいている方も最近納車されたとコメントいただきまして、その方も1年4ヶ月で納車と、なかなか苦しい納車待ちの日々だったと想像します、、
その方の考察ではディーラー、サブディーラーでも納期に差があり業販が多いディーラーは個人客はその割を食うことになり得る、カスタムカーも販売するショップが納期が短いのではないかという調査報告をいただきました。

SNSではどれくらい待っている方が多いのか調べて見ると、
だいたい2022年夏でざっくり絞ると10ヶ月〜1年半といった印象でした。
範囲としては上記ですが、ボリュームゾーンは1年〜1年3,4ヶ月前後が平均といったところだと思います。

納期は伸びていますが最近の販売台数は好調なのでこれ以上は伸びなそうな気がしています。
半年前あたりの冬の時期は販売台数も下降気味の期間がありましたのでそのあたりの影響で約1年だった納期が今夏には1年とちょっとに伸びたという感じだと思います。

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2022年8月版まとめ

世界的にはコロナは“あるもの”という存在になりつつあるので今後はパーツ不足や半導体不足などの影響はこれまでよりも少なくなってくると考えられます。
日本においては2類相当というカテゴリーにいる限り工場の停止などが起こり製造が滞ることがあり得ます。
これからは世界的な影響下でのパーツ不足的ネガティブニュースは少なくなるはずなのであとはどれだけ販売を増やせるかというところですが、その辺りにも障壁がありそうだというのが今回の説でした。

さっさと大量に作って、待っている人に車届けて納期解消したい!とスズキは思っていても急にジムニーばっかり販売したらCAFE規制に引っかかって罰金!ということになるので売れない!というしがらみだらけのジムニー!

この説通りに行くと会社都合的に決算の時とか年度末とか売らないといけない月は多めに販売するけど基本は3,000台前後で多くも少なくもない数字で推移して規制の範囲内でやっていくのだと予想します。
世界情勢が落ち着いて条件さえ整えば5,000台販売を連発で納期一気に解消する時も来るのかもと願ってましたがそれはないのかもしれません。

本当の正解はスズキが発表しないことにはわかりませんが、概ね間違った仮説でもないかと思いますので、納車待ちの方ものんびり待ちましょう。

翌月の9月版はこちら

コメント

  1. farwater より:

    snyさん、こんばんは‼️
    CAFE規制はまさにポイントを突いているんじゃないかと思います。EVとまでいかなくてもストロングハイブリッドにしないとジムニーの一気製造は出来ないのかもしれませんね。まぁもう少ししたらマイルドハイブリッドになっちゃうかもしれません(汗。

    一ヵ月点検時にDの担当に聞いたら、納期3年と答えてるって言ってましたよorz。え〜っマジ?って聞いたら、実質いつになるかわからないので新規受注したくないと答えてました(大汗。まだまだ業販がさばけてない、、、というか注文が途切れないんでしょうね。まぁランクルは5年に伸びてるみたいですしね。どうなっちゃうんでしょうね。

    一方せっかく手に入れたジムニーなのに、下取り価格高騰で手放す人も多いようですよね。(まぁ転売ヤーもたくさんいるんでしょうが)今のところ生産がこの状況なのでしばらくは高値維持が続くのでしょうが、私は少しずつカスタムしながら、大切に長く乗っていきたいと思ってます。

    • sny より:

      コメントありがとうございます!
      恐らく大量生産したらCAFEでマズイマズイってなっちゃうと思うのでちょうどいいバランスで売らないといけないんでしょうね。
      スズキの一番燃費の良い車(アルト?)が爆売れしたら晴れてジムニーも大量製造できるかもしれませんね。

      この考察だとランクルの5年とかも同じ理由かもしれませんね。
      トヨタはプリウスたくさん売ってるから余裕あるみたいな記事も見ましたが…

      お互いに大事に乗りましょう。
      事故って車両保険など使えても2年待ちですじゃ終わりですもんね、、

  2. jb64納車待ち より:

    いつもありがとうございます。
    先日、ついに納車…待ち1年を経過しましたw
    いよいよゴールが近いと信じ、過剰に期待しないで待つことにします。

    • sny より:

      コメントありがとうございます!
      待ち一周年おめでとうございます…!もうすぐと信じたいですが、なんとも言えない。。
      しかし、契約から今まで待った以上にはもう待たないと思ったらなんとなく気が楽になりますよね!(ならない?)
      ここからはいつ電話が来てもおかしくないゾーンですからワクワクして待ちましょう!
      待ち疲れたら小物カスタムパーツを買いましょう!笑