納期を着実に短くしているJB74ジムニーシエラですが、JB64の軽ジムニーもそろそろ納期の短縮が目に見えてきても良いところですがどうなったのでしょうか。
販売台数などは今月の情報が2021年の1月の結果となりますので良いスタートダッシュが切れたのかどうかなど見て今後の納期問題が解決していきそうなのか考察していきます。
先月版をまだご覧になられていない方は一度流れを見てからの方が考察もしやすいと思います。
まだまだ納車難民は数多くいると思われますので、これからどんどん納期が短くなってお手元に早く届くことになるのか、それとも鈍化が続いてディーラーから提示された保険で長めに見積もってる納期となってしまうのか一喜一憂しながらみてもらえたらと思います。
2021年1月の販売台数情報をチェック
今月も全軽自協の発表する販売台数を見ていきましょう。
今月の発表は2021年の1月の販売台数となるので今年を占う数字になるのではないでしょうか。
ちなみに2020年12月の販売台数は3801台でしたが最新はどうでしょう。
2021年一発目の1月の販売台数は3887台でした。
1月ですので年始のお正月休みなどがあるにも関わらずこの数字というのは引き続き精力的に生産している現れではないでしょうか。
ちなみに2月に発表されるのは1月の販売台数です。ということはこの1月に販売された車たちは12月頃に完成した車両であることが想像できます。
ですので、たとえば製造を減らしたりした場合は翌月の販売台数に反映され、その発表を知るのは2ヶ月後ということになります。
かれこれ半年以上もハイペースで作り続けていますがなかなか実際の納車の報告では短縮されているような実感はありませんが、そろそろ実納期にも見えてきて良いころなんですが…
そのあたりを次に見ていきます。
SNSでの納車報告での納期の体感
毎月のようにそろそろSNSの報告でも実感できるような短縮が見えても良いんじゃないかと言いながら、現実は目に見えて変わっていませんが、今月はどうだったのでしょう。
1月は年末年始でディーラーが休みだったこともあるのか、納車の報告が少なかったのですが、今月はバンバン報告が見られました。
しかし、相変わらず劇的な変化は見られませんでした。が、シエラより長いJB64でもいよいよ6ヶ月という報告もちらほら見かけることができました。
その6ヶ月というのがただキャンセル車やディーラー発注車が当選したという可能性も大いにありますので短縮されたからと断定はできないのですが、確実にこれまでよりも多く目にしています。
最短組が6ヶ月くらいとして、そのほかも8ヶ月や10ヶ月くらいで納車されている方も多く見ました。
これだけをみると確実に短縮傾向と言えるのですが、最長納期組を無視するわけにはいきません。
納期が長かった方は未だに1年半というのも見かけました。
それもツートンでもなかったのでまだまだ条件次第ではそんな納期になることもあり得るということです。1年というのも未だに多く見ます。
そもそも全国にディーラーがあるメーカーの同じ車種でこんなにバラつきが出ていることも問題だと思うのですが。
というわけで、まとめると現在ばらつきの範囲がすごく大きくなっている時期と言えます。
短いと6ヶ月、長いと1年6ヶ月。
平均すると10〜11ヶ月といったところでしょうか。
先月は11ヶ月前後としましたが、それと同等か僅かに縮まったくらいの印象でした。
インド工場でジムニーの生産・輸出が開始される
もう1年以上も前からインドで生産インドで生産と言い続けていましたが、噂レベルから始まりやっとスズキ公式の発表まで辿り着きました。
もう噂だけで終わるのかと思ったこともありましたが発表されて一安心。
色々なメディアで書かれているのをみると、このインド工場で生産されるジムニーは日本でいうジムニーシエラで、インドやヨーロッパなどに輸出される車両だとのことです。
インド産のシエラが日本で売られるということはコスト的にもなさそうです。
しかし、これまでは湖西工場一つで全世界のシエラと国内のジムニーを作ってきたものが、海外向けはインドで作られることで相当負担は減ることと思います。
納期に関してはシエラにしか影響しないのかというとそうではなく、JB74はJB64に比べ販売も少ないので、シエラはこれまでと同じペースならどんどん国内の納期は短くなりますし、これまで一生懸命世界のシエラを作っていた分を国内のJB64に割り当てるとJB64の納期もぐんと短くなることが予想できます。
インド工場が現在どれくらいの本格稼働なのかわかりませんが、日本とインドでフルに作ったらあっという間に納期問題解決となることももしかたらあるかもしれませんね!(そう信じたいですね)
2021年2月版まとめ
年末年始で少し穏やかな販売台数のスタートになるんじゃないかと思っていましたが蓋を開けてみるとしっかり高水準をキープしていますが、相変わらずまだ急激な短縮が見られるわけではありませんでした。
しかし、スズキの公式ではインド工場についての発表もあり、もしかするとこれから春に向けて大きく短縮に動いていきそうな期待感はあります。
その他、大きく納期問題に影響してきそうなトピックはなかったのですが、問題なく製造が続けば確実に解消されていくでしょう。
あとは納期が短縮してきたという情報が周知されることにより「じゃあそろそろ注文しよう」という待機勢が押し寄せるのかというのも注目すべきところです。
納期が長かったから買わなかったという人がたくさんいたらまた逆戻りという話もなくはないと思います。
そのあたりもチェックしつつ引き続き考察していきたいと思います。
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