2020年は情勢に左右され色々と変動のあった年で、上半期はただでさえ長い納期がさらに伸びて過去最長にもなったりしましたが、下半期では巻き返してフル稼働の生産でずっと1年以上だった納期を1年を切るくらいまでに短縮させてきました。
そのあたりは先月の納期情報で2020年の流れを全てまとめていますので、まだご覧になられていない方はそちらから変遷を確認していただけるといいかと思います。
それでは2021年の動向を占う1月の納期の最新情報を見ていきましょう。
2020年12月の販売台数情報をチェック
2021年になりましたが、全軽自協のこちらの情報は前月の販売台数となるので2020年の12月分の販売速報を見ていきましょう。
2020年後半から4000台越えをキープしていますが年末休みを挟む12月はどうだったのでしょうか。
12月の販売台数は3801台でした。
4000台越えとはなりませんでしたが、年末休みを考慮すると工場の稼働は変わらずに生産し販売されたのだと考えられますね。
2021年もこのペースで販売され続けて行けば着実に納期は短縮していくことが予想されます。
先月までの納車情報の記事では生産される台数が劇的に増えている割に実際に納車報告される生の声では未だ納期の短縮を実感できなかったところでしたが、ようやく12月あたりからSNSなどの納車報告でもJB64も平均すると1年を切るようになってきました。
果たしてさらに短くなってきたのでしょうか。
SNSでの納車報告での納期の体感
12月にSNSの報告でもやっと短縮の兆しが見えてきたと体感を書きました。
さて最近はどうかと言いますと、年末年始を挟んでディーラーもお休みだったこともあり報告がとても少なく感じました。
そしてサンプルは少なかったのですが肝心の納期はといいますと、12月の体感とほぼ変わらなかった印象です。2020年10月11月頃までは平均して1年、それから12月で1年を切る印象でしたが2021年の1月になってさらに縮まったという感じではなかったです。
12月同様の平均11ヶ月前後かなと思います。
内訳的には、まだまだ丸1年という方も多く、11ヶ月や10ヶ月がちらほらいて、さらにキャンセル当選の短期納車で平均を下げる形でまとめると1年切りといった具合です。
サンプルが少ないこともあるのでこれからまたディーラーが動き出して納車報告も多くみられると思うのでまたチェックしてみたいと思います。
ジムニーシエラJB74のインド工場生産の最新情報
定期的に入ってくるインド工場の情報ですがまたニュースが入ってきました。
海外のニュースサイトですがインド工場について言及されています。
英語なのでわざわざリンク開かなくてもいいかもしれません。
英語が得意な方はご覧ください。そして翻訳間違ってたら教えてください。
記事にはこんなことが書かれています。
Putting more legitimacy, in an exclusive report we can reveal that the production of the Suzuki Jimny has commenced in India and it will be shipped to the markets abroad. The Japanese manufacturer has received overwhelming demand for the Jimny in the European countries as well as its home market of Japan. Thus, the production has reportedly been reaching maximum capacity in Kosai, Japan despite ramping up. Manufacturing the Jimny in India makes all the right sense, as the Japanese plant could be relieved off some pressure and Suzuki could utilise its vast production base locally. The Jimny Sierra is brought into the country via CKD route from Japan and assembled at MSIL’s Gurgaon facility.
これを翻訳機に入れると…
「独占レポートでは、スズキジムニーの生産がインドで開始され、海外の市場に出荷されることを明らかに。日本の工場では、ヨーロッパ諸国だけでなく、国内市場でもジムニーに対する圧倒的な需要を全て賄っています。生産量は増加しているのですが、日本の湖西では最大生産能力に達していると報告されています。インドでジムニーを製造することは、日本の工場がある程度の圧力から解放され、スズキは国内生産拠点を現地販売のみで利用できるようになるため、大きな意味があります。ジムニーシエラは日本からCKDルートで国内に持ち込まれ、MSILのグルガオン施設で組み立てられます。」
とあります。重要そうな部分を抜粋しました。
まず、この“独占レポート”というのがどれだけ信憑性のあるものなのかがわからないですが、湖西工場での生産の増加やそれが最大生産能力に達しているということは、これまで販売速報をチェックしているとわかることなので情報は間違っていません。
それと注目する点が一つ、どうやらこの情報が正しいのならばシエラのパーツの大枠は日本で作られ組み立てをインドの工場でするみたいです。
全てのパーツが日本から運ばれて組み立てるだけなのか、フレームやボディは国内産でエンジンはインド産なのか、はたまたエンジンだけ日本産で車体はインド産なのか、どのような工程なのかそのあたりはわかりません。
インド生産開始という情報はスズキの公式では発表されないのでこういった海外の情報をチェックするより他今の所はありません。
実際にインドでの生産が開始されれば湖西工場での負担が減り、海外輸出分が減ることになり、その分国内の納車が増えることが見込まれます。
現在JB74のシエラの方が納期が短くなっていますので、さらにシエラの納期が短縮されればJB64の方の生産をもっと増やせることもできるでしょう。
本当にインド生産が進んでいるのであれば納車待ち民にとっては喜ばしい情報かと思います。
旭化成工場火災での半導体不足問題
こちらはニュースでも取り上げられ知っている方も多いかと思います。
この件はジムニーに限った話ではないのですがあらゆる半導体の多くをこの旭化成の工場で製造されていたようで色々な分野へ影響が出ています。
ジムニー自体の生産や製造において影響が出ているという情報は聞いていないのですが、カーナビの生産には影響が出ているそうで、オプションの納入が滞って納車が遅れるという事態がありそうなのです。
このあたり、実際に納車間近の方はディーラーへ聞いてみると内情がわかるかもしれません。
もしかすると、JB64はこれまでのジムニーとは違いコンピューター制御てんこ盛りなので半導体での直接的な影響も受けている可能性もあります。
2020年1月版まとめ
年末年始ということもあり、動きは緩やかな月だったかと思います。
納期を考察するにあたり朗報としてはインド工場の稼働のニュースでしょうか。正しい情報であればですが。
この稼働が本格化していけば、生産増をキープし続けている湖西工場と相まってさらに納期の短縮が見込めそうです。
反対に旭化成の火災による影響で納期が遅れることは懸念材料です。
それと共に昨今の大雪により四駆需要が増えることで注文が殺到したりすることになるとまた納期が伸びてしまうことも考えられます。
これまで何度も解説していますが、いくら生産を頑張っても注文がそれを上回ったら当然、納期は伸びます。
ここ半年をみていると静岡の湖西工場での生産は4000〜4500台/月くらいが上限とみて取れます。急激な注文増での納期短縮の鈍化もありえますので、生産や販売台数と共に受注が増えそうな要素も引き続きチェックしていきたいと思います。
翌月2月版はこちら
最新の3月版はこちらとなります。
コメント
jb64 xg 5MT
ジャングル グリーン
セフテーイ サポート無し
メーカー オプション無し
注文日2020年6月末
工場出荷日2021年1月末
納車予定日2021年2月末
オリンピック ナンバーにて登録
本契約日2021年1月19日
納期約8ヶ月
当初の納期回答 1年以上
確実に5MTが納期が短い!
コメントありがとうございます!
リアルな納期情報ありがとうございます!
やはりMTは納期は早い傾向にありそうですね。
SNSなどではATかMTかわからないことが多いのでそのあたりできる限り傾向となぜなのかを調べたいですね。