【GORDON MILLER】CANVAS SEAT COVERキャンバスシートカバー レビュー

カスタム

雨の中での外遊びや純正シートの保護などでシートカバーはいつかつけたいなーと思っていました。
色々なメーカーから様々な材質だったりカラーのシートカバーは発売されているのですが、どうにも個人的に食指の動くアイテムが見つからなかったんですが、もうぼちぼち買おうということでゴードンミラーのキャンバスシートカバーをセレクトしました。

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このシートカバーは取り付け簡単エプロンタイプ

ジムニー専用設計のシートカバーは純正のシートカバーの上からウェットスーツを着るかのごとくピッタリと被せて「はじめからこのシートですけど?」と言っても過言ではないようなフィッティングのアイテムが多いです。
そういったタイプのものをはじめは探していたんですが、デザイン的にすごくキッチリしすぎているというか、上質感があるんですよね。
普通は上質に越したことないんですけど、僕的にはJB64は新車だけに逆にちょっとヤレ感や雑な感じが欲しかったんですよ。ワークウェアのようなこのキャンバス生地が理想とマッチしたんです。

それと、機能面的にピッタリとシートカバーに被せるものは少しシートに厚みが出てしまってフルフラットにした時に平らにならなくなるというレビューも見たので、JB64の売りを一つ潰してしまってはもったいないなーということで候補から外れていきました。
フルフラットで車中泊なんかはやるのかどうか分かりませんが。

それとこちらの記事でも書きましたが

【BIG DIPPER】EXTRA ARMREST for JIMNY JB64/JB74 レビュー
今回は以前から、絶対に取り付けようと思っていたアームレストをつけたのでそのレビューをしていきます。どうしてこのアームレストを選んだのか、必要になった工具、工具が足りなくて取り付けの途中でホームセンターへ走った話、取り付けのポイント、快適性...

以前にアームレストをシートに直接ボルトでくっつける施工をして取り付けています。
社外品のシートカバーの場合はシートカバーにも穴を開けて取り付け直さなければいけないですし、シートの色とアームレストの色が違っちゃうという結末になります。
取り付けたアームレストのメーカーであるビッグディッパーさんはアームレストと共にシートカバーも出しているので、アームレストとセットアップも可能です。

こちらでアームレストも付けつつ統一感を揃えながらカスタムってこともできましたが、やはりヤレ感重視ということで却下。

というわけで決めたのがこのゴードンミラーのエプロンタイプのシートカバーなんです!
このエプロンタイプというのは上から被せるだけです。

これはシートの上から被せて横から撮った写真です。
色々な車に対応するため被せて横のドローコードを絞るだけで取り付け完了です。超簡単。
純正でアームレストが付いているような車にも対応できるようにサイドは干渉しないようなデザインになっています。

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人気商品ですぐに完売!買うと決めて手に入れるまでの紆余曲折

機能的なところやデザイン性のところについては上記で話した通りなんですが、このキャンバスシートカバーを買うまでに紆余曲折があったのでそれを書かせてください。
興味ない方は次の項目まで全然飛ばしちゃって良いです!

まずこのゴードンミラーのシートカバーの存在を知ったのは雑誌「GO OUT」でこのシートカバーをコラボされていた写真を見たのが最初でした。

最初に見たのがこのマルチカラーのシートカバーでこれいいなーと思ったんです。
しかし雑誌でこの記事を読んでいる時は8月でまだ車は納車されておらず、「納車されたらこのシートカバーをつけたいなー、けど最初は新品のシートにも座りたいしなー」などと呑気なことを考えていました。
今この時の自分にアドバイスができるなら「そんな呑気なこと考えてないですぐに買え!」と言っています。

というのも、こちらは限定のアイテムで一日も経たずに予約のみ即完売だったのです。
そして限定なのでもう二度と手に入りません。

そして10月に僕のジムニーは無事に納車。
新車ホヤホヤのうちはいいのですが、新車の匂いも消えた昨今になりそろそろシートカバーをつけたいと思い始めたのです。
春になったら釣りもシーズンインするし、梅雨時の雨でも終わって服がびしょびしょでも気にせず車に乗り込みたいわけです。

そう思い、またシートカバーを調べ始めるともう手に入らないあのGO OUTコラボのシートカバーに未練が湧いてくるのでした。

もうあのマルチカラーを知っているとあれが自分の基準になってしまい、他の商品が全てあれ以下に見えてしまい他の商品を購入しようと思えないのです。
「雑誌で見た時になんで買わなかったんだ…」そんな後悔が襲ってきます。

オークションサイトなどでも探しますが、定価8,000円くらいなのに転売ヤーは強気の20,000円出品。そして完売済み。
出品もその1品のみ。絶望。

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ずっと後悔を抱えたまま何も買えずにいましたが、一つ情報を入手します。

このゴードンミラーのキャンバスシートカバーの通常バージョンの再販です。
通常バージョンはGO OUTコラボとは違いマルチパターンではなく単色でカラーはコヨーテ(ベージュ)とオリーブドラブの2種類です。

この2色もくすんだ感じのアースカラーでアウトドア感ありの最高に良い色なんです。だけど、やっぱりマルチカラーの呪縛から逃れられない。

マルチカラーの再販まで粘ろうかとも考えたのですが、ゴードンミラーの親玉のオートバックスにもメールで確認しましたが再販は絶望的。
そのメールでこの通常バージョン再販を聞いたのです。

もう諦めて、これ買うかと腹を括ったのでした。
ですので、正直言って妥協です。マルチカラーが買えないので妥協して単色を買うしかないかと決意したのでした。

そして、その販売はネットでの先行予約、その後に少量の店舗販売とのこと。
もうこのチャンスだけは逃せられない、絶対に手に入れたいので販売ページをブックマークに入れその時を待ちました。

そしてネット先行予約当日。
僕はその日は仕事でしたが、その予約ページが何時に更新されるか分からないので、朝起きてから仕事中まで数十分ごとにホームページをリロードする作業を繰り返していました。
シートカバーの紹介ページをリロードしていたんですが、それだけではページを間違えて見逃してたらマズイと思い、商品一覧ページなら更新されたらNEWとして1番上に上がってくると思い何度も更新してチェックしていました。

しかし、おかしい、その一日全く予約ページは更新されずに過ぎていったのです。
何かトラブルがあったのか、販売が延期になったのか、色々な理由を考えていたのですが、アナウンスは見つかりません。

仕事を終えて家に帰って、やっとゆっくり調べられます。
なんで予約受付ページがなかったのか、再予約はいつになるのかなどを調べようとしていたら、ずっと更新を繰り返していたページとは違うところに商品ページ更新されていたことに気づきます。

そして絶望の
[予約分は完売いたしました。ありがとうございます。12/5の一斉販売をお待ちください。]
が書かれていました。

仕事中に何百回もリロードしてもページを間違えてて手に入れられなくてもうこいつは手に入らない運命なんだと半ば諦めムードになりました。

12/5に一般販売がありますが、予約が1日で完売するんだから店舗じゃどうせ買えないんでしょ。それに販売は土曜開始。土日は毎週仕事だっつーの。はい、無理無理。と僕はとても卑屈な人間になってしまっていました。

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ほぼ諦めてはいるのですが、これを逃したらまた次の販売は半年後?一年後?また買えずに、あの時マルチカラーを買わなかった自分を責めるのはもうやめたいと、一般販売という一筋の光にかけてみることにしました。

ちなみにオークションサイトでも探してみると予約で手に入れたであろう転売ヤーが2倍の値をつけて売っている始末。
こんなに欲しても手に入らずオークションでは平然と新品が並んでいる。転売ヤーを憎く思ったのは初めてかもしれません。

そして迎えた一般販売当日、土日はガッツリ仕事なので仕事前や仕事終わりに行くこともできません。
ですので、問い合わせたところで無意味なので過剰な期待はしないで奇跡的に月曜まで残っていたら…そう決めたのです。

そして月曜日、わずかな可能性にかけて関東圏で行ける範囲の販売店舗に片っ端から電話してみます。
しかし、電話に出ない。なぜ。やっぱり買えない運命なんだ。
いける店舗は3店舗でそのうち2店舗は電話に出ない。

そして最後に藁にもすがる思いで電話した3店舗目でやっと繋がりました!
繋がって「完売しちゃいました」もはやその声が聞けるだけで諦められる、それくらいの気持ちでした。

すると…
「まだどちらの色も在庫あります」
との回答!!!!!

地獄の淵から蘇った気分でした。
限定マルチカラーで涙し、転売ヤーに怒りを覚え、予約ページ間違いで涙し、自暴自棄になった後のGET確定告知。
もう本当に嬉しかったです。

なんか本編よりも長くなってしまったのですが、こんな紆余曲折があったのです。
ですので、これを見て次の再販を狙う方がいたら争奪戦は本当に気合を入れた方がいいと思います。転売ヤーに負けないでください。
販売ページなどわからなければ僕からもアドバイスします。
転売ヤーに負けないでください!!!!!

果たしてここまで読んだ人いるのか…?

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装着&レビュー

というわけで購入までの紆余曲折を読んでくださった方お疲れ様でした。
飛ばしてきた人が正解かもしれません。

では本編に戻りましょう。
取り付けた感じがこちらです。

カラーが悩みに悩んで、運転席と助手席別々にしました。
どちらも良い色なので本当に頭を抱えたのですが、あのマルチカラーの未練が捨てられず、ここでマルチカラー感を出して気を紛らわせています。

コヨーテの方が経年変化が楽しめそうだと思ったので座ることの多い運転席側にしました。
今はまだ明るいベージュっぽい色ですが、だんだん濃く渋い色になってくれたら良いなーと思ってます。

被せただけなので専用設計のような雰囲気とはかけ離れているんですが、その被せただけのざっくり感がいいんですよ。
働く車感というかラフでっせ感が一気に出たので狙ってた通りでした!

そしてカバーの後ろ側にはウェビングベルトが縫い付けられています。

このベルトにカラビナなどをつけて小物をぶら下げたり、ウェビングベルト対応の小物入れやティッシュケースなど様々なアイテムが発売されているので拡張性は無限です。最高!

シートカバーをつける際に1番気になっていたのが、シートヒーターが効きにくくなっちゃうんじゃないかっていう懸念があったんですが、全然問題なく暖かかったです。

そしてまだ、汚れてはいないのですが、汚れた際には簡単に取り外せてキャンバス生地なので気兼ねなく洗濯できるのも大きな魅力です!
シートをゴージャスにするという目的ではなく、シートを汚れから守るというところに重点をおくならばこれ以上ない商品かと思います。

ちなみにこちらのキャンバスシートカバーは販売しても即売り切れなんですが、同じゴードンミラーから出ているX-PACシートカバーという商品なら通販でも手に入ります。

こちらも脱着は簡単で防水なのでサーフィンやスノボーなどシート濡れがちな遊びが好きな方はこちらもいいかもしれません。

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ウィークポイント

そして最後にウィークポイントも紹介します。

苦労してやっと手に入れたので絶賛しっぱなしなんですが、ダメポイントも紹介しておきます。

それがここです。

側面やシートのリクライニングの稼働部分はコードで留めてあるのでずれないのですが、太ももの下あたりのスカート部分?のところが乗り降りでズレるんですよね。

設計思想としてどの車でもつけられる、ベンチシートでもOKっていうコンセプトなのでしょうがないんです。
なので今度ズレないようにもう一本紐かなんかで固定できるようにちょいアレンジしてみようと思います。

そしてもう一点、良い製品だけど最大のウィークポイントが買えないということ。

販売してもすぐに売り切れ。転売ヤーの餌食になってしまっているレベルですのでもう少し生産体制を整えてほしいなーと思ってしまいます。

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【追記】シートカバーのズレをなんとかするべくDIY!

やはり乗り降りする際に毎回ズレてそれが癖になってシワなどにもなるのでなんとかしたいと思い、ちょいDIYしました。

まず、ダイソーで穴あけポンチやハトメパンチなど、手芸店でパラコード的なイケてるヒモとコードストッパーを購入。

こんな一回使うだけのアイテムにお金かけたくないよーって時に100均様のありがたみを感じます。
そして写真をご覧いただくと日々のシートカバーのズレ具合がわかります。

というわけで作業開始。

まずはシートカバーのずれやすい場所に合わせて穴を開ける。

穴あけポンチでなかなか開かず苦戦。
結局ハサミだけでよかったんちゃうかという感じでしたが無事穴があいたのでそのあとはハトメを打ちます。

パンチ本体に付属でハトメが4つついてたのでこの数だけで足りてありがたや。

反対側も同じように穴を開けてハトメをして両端に穴があきました。
あとは紐を通す。それだけ。

端っこにはケーブルストッパーで。これでカバーを外して洗濯したい時などにも緩められます。

助手席側も同じ工程でヒモをつけました。

というわけで簡単DIYでズレ防止の紐を付けたのでした。
今のところこれで運用して問題なさそうですが、少なからずズレるので不便を感じたらもうちょい改良するかもです。

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苦労して手に入れて大満足だけどマルチカラーの呪縛から逃れられない

色々あって念願のシートカバーだったのですが、やっぱりあの限定カラーが今でも忘れられません。

ゴードンミラーならびにオートバックス様、GO OUTならびに三栄様、もしこの記事を見ているなんて奇跡があればマルチカラーの再販を考えてはいただけないでしょうか…。

僕もすごく良いプロダクトだと思ってこうして紹介しているんですが、「これいいな!知らなかった!」と思ってもらえても残念ながら今は買えることができないという心苦しさがあります。

じゃあ買えないから定価以上だけどオークションサイトで買おうとなると、ますます転売側の餌食になり、また再販されたときに買い占められ欲しい人が買えなくなってしまうのも考えものです。

ジムニー同様に需要と供給のバランスを取るのは難しいものですね。

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