今回は納車後すぐに取り付けたAUTO-VOX V5 proのレビューをしていきます。
もっとはやくレビューをしたかったのですが、いろんな環境での使い心地がわかってからの方が有益なレビューができると思ったので、しばらく使用してのインプレです。
ドライブレコーダーは各社色々なタイプが市場に出回っていますが、どうしてこのチョイスになったか、使ってみた感想、ウィークポイントなどをレビューしていきます。
どうしてAUTO-VOX V5 proを選んだのか
まず、様々あるドラレコの中でどうしてこれになったのかを説明します。
同じような環境の方は参考になるかと思います。
- ミラー型がにしたかった
ミラー型にするメリットはたくさんあり、ジムニーはやはりギアを狭い荷室にガシガシ積み込んで使うのが王道ですよね。僕は仕事でハイエースに荷物を積み込んで運転したりもするのですが、そうなると大抵はバックミラーは荷物で見えなくなっちゃうんですよ。そうならないためにジムニーにはミラー型のドラレコをつけて荷物を積んでも後方が見られるようにしようと思ったのです。 - ミラー本体のサイズが大きすぎない
各社ミラー型は出していて商品として成熟しつつあり差別化として液晶サイズが11インチや12インチと大型化している現状があります。大きな車であれば大型ミラーの方が視認性はいいかもしれませんが、小さなジムニーでは視界を遮り逆に大型なのがネックになってくるのです。
というところでこのV5proは9.35インチと大きすぎないサイズ感。
それでいて小さくもなくジムニーにちょうど収まりがいいのです。 - フロント右側カメラ
ミラー型ドラレコは国産製品は未だ少なく、日本など右ハンドル仕様の交通事情に合わせた右側カメラの商品はまだ少ない中、この商品はしっかり右側カメラです。
右側にカメラが付いているとミラーをちょうどいい場所に合わせた時にカメラの調整もしやすいですし、撮影される映像も運転している状況に近い画になります。 - 被せるタイプじゃないステー一体型構造
ミラーに被せるタイプはケーブルが何本も通っていて見た目が悪いのと、後付け感がある、段差なんかでズレるというのをレビューで見ていたので一体型がいいと思っていました。
つけてみるとやはり一体型バンザイとなりました。
前回スモークフィルムのレビューもしましたが、こちらとの相性もすごくいいというのもポイントです。
スモークフィルムを貼ると当たり前ですが窓は暗くなります。
普通のバックミラーだとスモークで真っ暗になったリアウインドウが映るだけですね。
しかし、この上の記事でやったように、ドラレコカメラ部分のフィルムをくりぬくことでカメラに映る映像は明るく、フィルムの効果も問題なく得られるという、デメリットを完全に打ち消してくれる組み合わせなのです。
これら項目を全て満たす商品を探すとあまり商品は残りません。
残った商品の中でアマゾンのレビューなどを見漁ったり、JB64に取り付けされている先輩の情報などを調べ上げた結果このV5proを選んだのでした。
ポン付け不可なのでステーの加工及び追加ステーを買わないといけない
僕はドラレコに関してはディーラーに持ち込みで取り付けを依頼しました。
あらかじめ調べてV5pro付属のステーはジムニーには取り付けできないことを知っていたので追加でこちらを購入し、合わせて持ち込みで依頼しました。
ジムニーに取り付けるにはこのステーにボールジョイントから交換すれば他に加工なく取り付けできます。
取り付けをするとこんな感じです。
正面からみると後付け感は全くなくピッタリ付いてますね!いいね!
裏からみるとこんな感じ。
セーフティサポートのカメラ部分とのクリアランスがあまりないのですが問題なく付いています。ケーブルがガチャガチャしていませんね!いいね!
こちらのステーを別途購入するパターンだとこんな感じになります。
他にもステーを自作することでも取り付けすることができるみたいです。
絶対に3,000円出したくないぞ!って方は調べて自作するのも愛着湧いて良さそうです。
ミラー取り付け後の外観
先ほどミラーのサイズ感がジムニーにちょうどいいと書きましたが、どんな感じなのかを写真で確認してみましょう。
引きの感じでみてみるとこんな感じです。
こうやって見ると通常のミラーとあまり変わらないサイズ感ではないですか?
これが11インチや12インチだとフロントウィンドウの占有率が高くなって圧迫感を感じるかもしれません。慣れかもしれませんが。
死角をなるべく減らすという意味ではこのサイズ感がベストかなと思います。
もう少し運転している時の見え方っぽく写真を撮ったのがこちら。
こうやって見ると、ミラーがいるなって感じしますね。
でも9.35インチでこれなので11インチや12インチだと…(ry
というわけで実際に取り付けた感じをみてみるとどれくらいのサイズ感かわかりやすかったと思います。
液晶サイズは好みだとは思うのですが、僕にとってはベストサイズだと思っています。
カメラの映像は綺麗で必要十分!
これに関しては他の商品がどれほどのクオリティなのかはわからないので比較ができないのですが、バックミラーとして仕様するには十分綺麗で夜でも明るく、フロントカメラのドラレコ機能としてははっきりナンバーも読み取れるクオリティです。
一応スペック的には
フロントカメラ:145°/1080P 27.5fps/720P 27.5fps
リアカメラ:145°/AHD1080P 25fps
6層ガラスレンズ・SONY IMX307センサー搭載
HDRなど
と、色々アピールされていますが、この辺りはどのドラレコも搭載されていそうなところであり、大事なのは実際の綺麗さだろうということで写真をみてみましょう。
最初に紹介するのはリアのカメラの写真です。
まず明るい場所だとめちゃめちゃ綺麗です。
液晶の明るさも自動調整なので白飛びや暗すぎるということはあまり起こりません。
“あまり”といったのは逆光の場面で若干暗く感じることがあるので次に逆光での写真です。
逆光になると少し暗く感じることがありますが、後方確認に影響が出るほどのことはありません。
保存された映像でもナンバーが読み取れなくなるというレベルの話ではないので問題はあまりないのですが、真夏の強烈な西陽の逆光だったりしたらどうなるんでしょうか。
このあたりは改めて夏にでも追記できたらと思ってます。
続いて夜の場面での映り方です。
こちらは夜ですが、明るめの場所での映りです。
当然、ISOを上げて明るくしたようなざらつきはありますが、暗くて確認できないということは全くありません。
夜に動いている車のナンバーの数字まではっきりとは見えないかもしれませんが、それはどのドラレコも大差ないところかと思います。バックミラーとしての機能は十分に果たせます。
こちらは街灯少なめな住宅街での映りです。
当然暗くなればざらつきも増しますが、それでもミラーとしての役目は十分です。
この暗さだと鏡でみたらもっと見えないはずです。
バックミラー兼ドラレコのバックカメラは以上で、フロントカメラの映像も見ていきましょう。
こちらは昼間の東名高速でのフロントカメラの映像です。(運転中に撮ってはいませんよ!)
やはり明るい時間帯はフロントカメラもめちゃめちゃキレイに映ります。
けどフロントカメラは常時ミラーに映しておくわけではないので、万が一の事故のときにしっかり映っているかが重要なんですがこれならバッチリですね。このカメラの映像を使うことがないのを祈りたいですが。
最後に夜のフロントカメラの映りです。
この日は夜に加えて雨が降っているんですがこんなにきれいに映っています。
大きな国道の交差点なので明るいは明るいのですが、夜でこれくらい映っててくれたら文句なしですね。
フロントカメラ・リアカメラの実際の映り方はこのような感じになります。
他のメーカーのものとの比較はできませんが、ドラレコとして、ミラーとして十分な映像だと思います。
SDカードはこれを買いました
こちらの AUTO-VOX V5 pro ではmicroSDXCを使用して録画をします。
ドラレコというのは車を運転している間は常時録画をしているので
録画→消去→録画…
と上書きを繰り返してSDを酷使するので高耐久のものがいいのです。
さらに、車内は夏場は高温に、冬場は極寒になるためそのあたりの耐久性が担保された商品が良いということで僕はこちらのSDを買いました。
128GBの方がいいかなーとも思ったのですがとりあえず安いやつに。
ドラレコでのフォーマット後に問題なく使用できておりせっせと録画を頑張っています。
僕が買ったのは[HIGH ENDURANCE]という高耐久ですよーと謳ったアイテムですが、今年さらに耐久性の上がった商品が出てました。
こちらが今年リリースの[MAX ENDURANCE]カテゴリー名がかっこいい。
値段はまだ高いですが、さらに耐久性が上がってるぽいです。
サンディスクに限らず各メーカーで耐久性を表してるカテゴリー名が違うのでちょっとわからりづらいのですが、ドラレコで使う際はドラレコに対応していると謳った商品がいいと思います。
それと安すぎる商品だったりよくわからないメーカーは使えないというレビューも多く見ます。フリマアプリなんかだと容量偽装なんかもあるそうですので万が一に備えて大手メーカーのものをしっかりしたショップで買うのがいいかと思います。
ウィークポイント
というわけで自分で選んだアイテムなのでどうしても褒めがちになってしまうのですが、ステマ臭を感じられたら嫌なのでウィークポイントも挙げていきます。
1.逆光で見辛くなることもある。
スマホを真昼間に見ようとすると液晶の明るさを上げないと見えづらいあの感じと同じです。
でも、じっと見て運転中に液晶を操作するわけではないので今のところ不自由は感じません。真夏にどうなるか。
2.ポン付け不可。
他の車種だとポン付けできたりするのですが、JB64だと別売りの社外ステーが必要です。この3,000円が追加の出費になります。
自分で作れば材料費と手間だけで済みますが、材料費と手間賃で3,000円超えそう。
3.距離感に慣れが必要。
これはどのミラー型ドラレコでもそうですが、鏡の感覚で確認するのと液晶を見るのとで目の焦点の合わせ方が違う感覚がありました。
でもこれはすぐに慣れます。
それと、鏡で見るより後ろの車が遠く感じます。
これも慣れです。
ピッタリ後ろにつけられて煽り運転をされても距離があるように感じるので煽られ感を感じないというメリットもありそうです。
4.バックカメラとしての使い方はできない。
当初、バックカメラをつけるくらいならミラー型ドラレコで賄えるだろうと思ってたのですが別物でしたね。
バックミラーの代わりとしてカメラの画角を調節するので、バックカメラのようなバンパーが映るような映像が見られるわけではないということです。
他メーカーのドラレコではバック信号と連動してカメラの角度が下を向きバックカメラ代わりになるものもあるみたいです。
このあたりが、ミラー型ドラレコのウィークポイントですね。
JB64でポン付け不可はAUTO-VOXの一体型ミラードラレコ特有のウィークポイントです。他社のものがポン付けできるかどうかは不明ですが、買うとき無加工で着くのかどうかはマストで調べましょう。
まとめ:ミラー型ドラレコはスモークフィルムとの相性抜群!ラゲッジにギア山積みの人はオススメ!
実はまだまだジムニーが納車されてから釣りに行けておらず、ラゲッジルームが山積みになっていないのですが、これが荷物を積みまくって後ろが見えなくなった時にさらに恩恵を感じられるんだろうなと思っています。
そうでなくても日常づかいにおいても夜でも後ろがはっきり見えますし、雨でも映りに問題はなく、今のところこれといった不満はありません。
そして、これをすごく伝えたいんですが、スモークフィルムとの相性がめちゃ良いんですよ。
スモークフィルムを漆黒の闇みたいなブラックホール級にしてもカメラで後ろは見えちゃうんです。
あと、ミラー型ドラレコをつけてる車の後ろに着くと窓越しに液晶が光っていて目立つんですよね。後ろの車に対して「ドラレコつけてまっせ!」「後ろ録画中でっせ!」っていうのをステッカーなどを貼らずして無言で圧力かけて抑止力になるという副産物的なメリットもあります。
僕が大変満足していることは伝わったかと思いますが、写真などでもミラー型をジムニーに取り付けたらこんな感じっていうイメージは伝わったんじゃないかと思います。
アウトドアいきがち、ギア盛りがちのジムニーにはオススメです!
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