皆さんはカーナビは使われていますでしょうか。カーナビではなく最近はスマートフォンと連携してGoogleマップなど地図アプリを使えるディスプレイオーディオを使っている方も多いかと思います。
そんなディスプレイオーディオ派の方必見、Pioneerからディスプレイオーディオの新商品が登場しましたので今回はそのアイテムDMH-SZ500を紹介したいと思います!
自分も注目しているアイテムなのでここがいいけどここはもうちょっとだなーってところまで調べてみたいと思います。
これまで、カーナビはやっぱり従来通りのナビ一択という方ももしかしたら良いかもと思えるかもしれませんので最後まで見てみてください。
一応、ディスプレイオーディオの説明
ディスプレイオーディオの認知度はもうあるかとも思いますが、車種専用のナビつきモニターの車なんかに乗っていると関わることのないアイテムだと思いますので改めて説明したいと思います。
ディスプレイオーディオと言うのは簡単にいうとモニター付きのオーディオプレイヤーですね。
ナビ機能はついていません。
車についてるスピーカーを鳴らすためのアンプやイコライザーなどの機能がついたモニターです。そこにスマートフォンを繋げると、あら不思議、スマホの機能がそのモニターで使えるっていうのが持ち味なんですね。
スマホと連携させれば、スマホに入っている音楽も聴けますし、サブスクの音楽も聴けます。スマホで使っているような地図アプリも使えます(つまりナビ機能)。
昔のカセットやCDを入れて音楽を聴くあのデッキのスマホ版みたいな感じです。
ですので、スマホがないと何もできないっちゃできないんです。
ですが、スマホがあれば、イヤホンで聴いていた音楽をそのまま途中から聴けたり、スマホに登録してあるお気に入りのプレイリストをそのまま車内でも聴けます。
地図アプリに登録している行きたいご飯屋さんの情報もワンタッチでナビしてくれます。
スマホ上で行き先を決めて経由地を何ヶ所も設定して途中で新たに行きたい場所を検索して調べて追加して、そんなナビもちゃんとこなしてくれます。
あとあと、何万円もかかる地図更新も要りません。
地図の更新をしていないから何もないエリア51みたいなところをナビが走り続けるなんてことは起こりません。
新しい道が開通したらすぐに地図に反映されます。
最近ではオービス情報やねずみ取り情報まで更新されるアプリもあります。
その反面、地図アプリによっては案内がナビよりも詳細ではなくわかりづらいことが多々あります。
特に都内の5叉路とか、首都高とか、端っこの車線走っていたらいつの間にか右折or左折専用レーンになる案内がないなど弱い場面も多いです。
他にもGPSが届かない地下や遮蔽物が多いところは使い物にならなくなる弱さもあります。
そんなメリットデメリット両方あるディスプレイオーディオですが、最近のスマホに慣れた方は従来のナビよりも使い勝手が慣れているこちらを選ぶことも増えているんじゃないかと思います。
出たぞ!DMH-SZ500
これまでPioneerのディスプレイオーディオと言えばDMH-SF700とSZ700がメインでした。
SF700はフローティングの1DIN9型、SZ700は2DIN6.8型でした。
その2シリーズとは別に長くラインナップされているのがFH-8500DVSで
前の2機種ではCD/DVDのドライブはカットされているのですが8500にはドライブがあるのです。だからこそ受け皿として長くカタログに鎮座しているのだと思います。
そしてFH-8500DVSはかつてジムニーのディーラーオプションにあったディスプレイオーディオの元となった機種です。
今でもジムニーオーナーなら取り付けられている方も多いのではないでしょうか。私もそのうちの1人です。
そんなFH-8500DVSとスズキディーラーオプションのディスプレイオーディオについて調べた記事はこちらです。
こちらの記事でSZ700/SF700との比較なんかもしていますので、商品の特徴がよくわからない方の参考にもなると思います。
前置きが長くなりましたが、本題です。この度登場したのはSZ700の進化版という認識でいいと思います。
メーカーとしては700シリーズの廉価版が500シリーズなんでしょうが、後からリリースされた500シリーズが最新機能が載っているので廉価の方がすごいというねじれが生じています。
細かい部分は700シリーズの方が上回っている可能性はありますが、なんと言っても目玉としてこのSZ500は今回「Apple CarPlayとAndroid Autoのワイヤレス接続対応」という機能が付きました。
これまでディスプレイオーディオとスマホを繋ぐのにはUSBケーブルやLightningケーブルで物理的につなぐ必要がありましたが、これを無線で接続できるという機能なのです。
これによって、車に乗ってポケットからスマホを出す必要がなくなるのです。スマホをポケットに入れたまま勝手に繋がって音楽が自動で再生されます。
ナビも登録してあればそのままスタートできますし、お気に入りの場所へもスマホを操作せずにディスプレイをタッチすれば案内してくれます。
これまで、スマホと繋いでそれをホルダーにつけたり、コンビニに降りるのにまたケーブルを抜いてホルダーから外したりしていたそんな煩わしさから解放されるのです。
確かにサードパーティのアイテムで同じようにはできました。
私もこれを愛用していますが、やはりサードパーティのアイテムが一つ噛むことで接続の安定性は良くなかったり、設定が面倒だったり、何より単純にお金がかかります。
こんなことをしなくても最初から接続の無線化を叶えてくれたのが今回の新商品のSZ500なのです!
ぶっちゃけ、それ以外は多少の進化はあるのでしょうが、大きなところはこのワイヤレス化だけでしょう。しかし、このワイヤレス化が大きな進化です。これだけで買い替えに値する機能です。
正直、ジムニーのディーラーオプションにあったディスプレイオーディオはなかなか時間も経って型落ちもいいところです。
ディスプレイオーディオはスマホが最新なら型落ちでも問題ないという見方もありますが、オーディオ再生の音質の良さの進化はありますので、これを機会に買い替えもありだと思います。
DMH-SZ500のウィークポイント
ワイヤレス化はものすごいメリットなのですが、個人的には手放しに喜べないポイントがいくつかあるのです。
これはすごく個人的な意見ですのであまり参考にならないかもしれません。
ウィークポイントその①
CD/DVDドライブがない。
これはSZ700の時に廃止され、サブスク時代の昨今では文句もほとんど出ないのでしょうが、私はDVDを音楽がわりにつけたり、サブスクにない曲はCDを入れて音楽を聴くこともまだまだあります。
そんなわけでドライブが無いというのは個人的に致命的な部分なのです。
今までCD派の人でナビからディスプレイオーディオに移行したいけどドライブがないから二の足踏んでいる方もいるのではないでしょうか。
それならFH-8500DVSがあるよとパイオニアは言うのかもしれませんが、5年前の商品を勧められても…ってなりませんか?
ウィークポイントその②
ずーっと6.8型から進化しない
もちろん車はジムニーだけではないので色々な車種で使いやすいことを考えて決められているのでしょうが、ジムニーは9インチまでナビ枠内に綺麗に納まります。
ディーラーオプションでも7、8、9インチとラインナップされていますが、Pioneerのディスプレイオーディオはずーっと新商品も一番小さい7インチ。
せっかく買い換えるなら大きくなってほしいのに。
じゃあSFシリーズの9インチがありますよってことだと思うのですが、こちらはフローティングなのでジムニーだとナビ枠から浮いてしまいます。せっかく9インチが枠に収まるのにはみ出しちゃう後付け感。ナシです…。
この2点が毎年変わらずに肩を落として買い替えができないのです。あくまで個人的にです。
他のメーカーであれば9インチCD/DVDドライブあり、ナビもついて全部乗せ!なんて機種もありますが、それはそれでいらない機能までついて20万とかになるとそれも違うんですよね。
とはいえ買い替えの第一候補になるのでは!
私は上記のウィークポイントが解消されないのでまだ入れ替えできないのですが(一生出来なさそう)、サブスクオンリーの方や画面の大きさなんてどうでもいい方には最適な買い替え候補だと思います!
それに普通のナビに使い慣れている方がディスプレイオーディオの買い替え契機になるアイテムにもなると思います。
パイオニアは「COCCHI」というナビアプリをリリースしています。このアプリはこれまで地図アプリをナビとして代用する際に弱かった交差点のイメージ表示などがナビ同然に案内されるアプリなので、スマホアプリでも従来のナビと遜色なく使うことができます。
ナビに慣れていてGoogleマップじゃ頼りないと思っていた方も買い替えの候補になるかもしれません。
そして何気なく久しぶりにジムニーのディーラーのオプションカタログを見にいったらなんとディスプレイオーディオがカタログから外されていたんです。
今はオプションで簡単に選べないっていうのもDA派は面倒かもしれませんね。ディーラーによっては持ち込みでつけてもらえることもあるかもしれませんが。
もしかしたら今後このDMH-SZ500がスズキのオプションに加わるってこともあるかもしれませんね。
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