新型ジムニーJB64を釣り仕様にするためのカスタム

カスタム

暖かい日も増えてきて真冬は抜け、いよいよ釣りのシーズンインがやってきそうです。というわけでそれにむけて早く荷物を積み込める仕様にしないといけないということで手をつけました。

ジムニーは納車前から釣りにいくためにガシガシ使っていこうと思い購入を決めました。
納車される前からその釣り仕様にしていくための構想は練っており、以前に妄想のみで記事をアップしました。

JB64が納車されたら釣り車仕様にするカスタム妄想
まだ納車されてもなく、いつになるのかもまだわからないのですが、納車されたら釣りに行くのにガシガシ使っていきたいと思っていて、釣り車仕様にする妄想もだいぶ脳内で固まってきています!実車がないので実際は机上の通りにはいかないかもです...

こちらの記事では後部座席横のサービスボルト穴から板を橋渡しにしてその上に荷物を乗せると言う構想でした。

しかし、この方法だとどうしても使わない時に2枚の板をどこかに逃がさないといけないというところがネックになるので今回不採用とし、最近ではSNSでも見かける折り畳み式の棚受けシステムを採用しました。

果たして無事に釣り道具は綺麗に収まるのか…
まだシーズンインしていませんが釣り仕様は完成しましたので紹介したいと思います。
使えそう!ってポイントはぜひ参考にしてください。

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【下準備その1】ラゲッジマット購入

まずはラゲッジマットを買いました。

折りたたまれていたので最初はシワがあります

これも色々悩みました。
最低限の条件として
・シートに貼って隙間ができるタイプでない一体型
・水分を受け止められる
・壁がある

この三つは結局、雨天時の釣行後の釣具を積んでもシートを濡らさないってことです。
シートごとに貼るようなタイプだと隙間に水分や泥やゴミなど入ってしまうため却下。
水が滴っても受け止められる素材でラゲッジマットの端からも水が垂れないような壁があるトレータイプの商品であることが条件でした。

悩んだ挙句買ったのはこの商品。

ラゲッジマットも中華系がメインで似たような商品が似たような名前でたくさん出ているのですが、微妙に仕様が違っていて困りもの。

ですが最終的な決め手として、座席背中部分の凹部分にラゲッジマットの凸部分がはまってズレないというこちらの商品にしました。
どの商品もピッタリに成形されているので、そもそもズレないのでは?という気もするのですが決め手がこれくらいしかなかったので。

本当はヨーロッパのスズキがオプションで出しているこちらの商品がよかったんですが…

この商品は柔らかい素材でできていて癖もつきにくくクルクルと丸めて使わない時は収納できるんです。
まさしく理想の商品だったのですが、値段が高すぎるので諦めました。
サードパーティで同じようなのが出たら乗り換えます。

というわけで下準備その1はラゲッジマット導入でした。
ここまでは買うだけ。

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【下準備その2】ホームセンターや通販で構成パーツを揃える

頭の中で構想はできているので必要な物を揃えます。
買ったのは

・定番のタナックスのカーゴフック

これを6個。

・棚受けとなるタッチポン

これの上に板を乗せて台を作ります。

・ロッドホルダーとなるカーメイトのロッドホルダーの部品

こちらに円柱の木材を通してロッドホルダーとします。

・ホームセンターにて木材やゴム板やボルトやワッシャーや塗料など

棚板になる木とロッドホルダーにする丸棒やボディに当たる部分の傷防止のためのゴム板やオイルステインなどを購入。

これらを集めてやっと作業に取り掛かれます。

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【下準備その3】緩衝材ゴム板を準備→付れるものは取り付け

サービスボルトを使って上のアイテムを取り付けていくのですがボディに当たる部分へ傷がつかないようにゴム板を間に挟んで傷防止と抵抗を増やしてズレ防止として使用します。

というわけでゴム板をカット

カーゴフックやロッドホルダー用パーツ、棚受けの車体に当たる部分に合うようにカット。ボルトが通るところは事前に穴を開けておきます。

シートカバーの改良で使うために買ったけど役に立たなかった穴あけポンチがここで大活躍。

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ポンチの穴のサイズがM6にピッタリ!

というわけでゴム板を切り出したら加工なしでつけられるものはどんどん装着していきます。

カーゴフックをゴム板挟んでから取り付けるとこんな感じ。

これを後ろのサービスボルトの端と端に取り付けます。運転席側、助手席側同じように計4つ使いました。

そしてこれも同じくカーゴフックを天井のサービスボルトにもゴムを挟んで取り付けます。これが何なのかはそのうちわかります。

棚受けのパーツにもゴム板をつけるんですが、これは両面テープで貼り付けました。

これで下準備その3が完了。

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【下準備その4】棚板、丸棒の下処理

ひたすら下準備が続きますがとても楽しい作業です。

買った棚板はこんな感じ

使いたい大きさへのカットはホームセンターで済ませてます。

とりあえず面取りをしました。

道具を乗せるだけなのでそこまで丁寧にやらなくて良いんですが、ヤスリがけしてたら楽しくなって綺麗に角をとって面もスベスベにしちゃいました。

次に丸棒に穴あけ&面取りをします。

この穴にゴム紐を通してロッドホルダーとします。どういうことかはそのうちわかります。
そのあと面取りしてスベスベにしたら完了。

木のヤスリがけが終わったら塗装に突入します。

一度塗り→乾かして→ヤスリがけ…を繰り返していきます。

3〜4度塗りして終わりにしました。
しかし、塗料はサンプルを見てこれだ!と思うのにやってみるといつも理想の色でなくて選ぶのが難しい。

これでやっと下準備の工程が全て終了。

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【取付その1】棚板から取り付けていく

とりあえず準備したパーツを集めてやっと取り付けることができる喜びに浸る。

「全てのパーツは揃ったな…」
「ああ、理想の世界(釣り仕様)までもう一歩だ、始めるぞ…」
と前の日に見たシン・エヴァンゲリオン劇場版:||の影響を受けつつ作業開始。

まずは棚受けをつけてみて動作確認。

取り付けも問題なく、折り畳みの稼働もバッチリ。

この時点で一度上に棚板を乗せてみてネジ取り付け位置をマークしました。

マークができたのでそのマークに合わせて実際に板と棚受けを木ネジで留めます。

ここは慎重に取り付けしないと車体との取り付けに支障が出るので慎重に。

こんな具合で無事に取り付けができました。

この棚受けなんですが、開閉部分にバネが使われていてこの部分が邪魔で取り付けに苦労をするのでバネを取り外して作業するのがよかったです。

もっと簡単なギミックで開閉できる棚受けもあると思うので参考にされる方は別のアイテムでも良いかもしれません。

僕が買ったのと同じ田邉金属さんからは同じような商品でバネを使わないものもあったので、こっちのほうが取り付けなどの加工はしやすいと思います。

これで助手席、運転席ともに取り付けたら棚の部分は完成です!

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【取付その2】ロッドホルダーを作っていく

補修用パーツに丸棒を通した物をバックドアのライトがあるすぐ横のサービスボルトに取り付けます。

これも車体側へはゴム板を挟んでいます。

これでとりあえず棒はつきました。
この補修パーツ、棒をさしただけではゆるゆるなんですが、ネジで車体と固定するために締めていくと緩まずがっちりはまります。

そしてこれがどうやってロッドホルダーになるかというと…

こんな感じで下準備で開けた穴にゴム紐を通して巻き付けることによってこのゴムにロッドのエンドを挟むことで留められるという仕組みです。
バス釣りやられる方で知っている人は知ってるかと思いますが「オリキン方式」です。

最後に「じゃあロッドエンドはとめられたとしてティップの方は?」というと…
この天井につけたカーゴフックにカラビナとまたもゴム紐でこんな感じで渡します。

そしてロッドはこちらをティップ側から通してエンドを後ろの棒に引っ掛けるわけです。

そうなると前下がりでダラーンとぶら下がるので最後に前の紐を短くします。

片側のカラビナを反対側に持ってくると紐が半分になるので短くできます。

あとは実際にロッドを吊ってみた時に長さに合わせて紐の長さを調節します。

これでロッドホルダーも完成です。

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ひとまず完成

棚とロッドホルダーを作り終えてひとまず完成とします。

まずは棚折り畳み時の写真です。

SNSなどで折り畳み棚をカスタムされている方のをみると小さめのテーブルで後部座席利用時にも棚が使用できるサイズに作られていることが多いですが、僕の棚は後部座席利用時に併用することは考えておりません。

大きめのバッカンやドカットや夏場のクーラーボックスくらいは置けるようなサイズ感の棚にしなければ釣行時に使い物にならないからです。
けれど、棚を折り畳めば後部座席は起こせるようにはなっていますし、前の席を限界までリクライニングすることは可能です。

折り畳み時の運転は板がぶつかったりしてバタバタ言わないか心配でしたが大丈夫そうです。

釣りで使う時、棚活用時がこちらです。

ただ棚を起こしただけですが。

最初につけたカーゴフックにはラチェット式のベルトをつけており、上に乗せた荷物が落ちないように固定をします。
このラッシングベルトがちょっとゴツいのでもうちょっと簡易的なベルトでもよかったかと思っています。
運用していく中で面倒だったり傷が気になるようならラチェット式は今後ルーフキャリアをつけた時用に栄転させます。

普段の買い物づかいなどではドロドロになるラゲッジマットの上に荷物を置くのはちょっと嫌かもしれないので布を敷きます。

インスタでも見劣りしない布マジック。

ゴードンミラーの取手付きで買い物かごのようになる折り畳みコンテナがすごく便利です。

調べたらゴードンミラーじゃなくても同じようなのが安く通販で買えました。さすがコーナン…

問題はこれで実際に道具がちゃんと乗り切るか、ロッドホルダーにワンピース最長7フィートくらいのロッドが車内に収まるかというところは道具を入れてみないとわかりません。

もうすぐシーズンインするので、荷物を載せてみて改良するところも出て来たら都度、実際に載せるとどのように収納できたのかなども追記してみたいと思います。

カスタム
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64swamp

コメント

  1. farwater より:

    こんばんは♪はじめまして、farwaterと申します。
    ジムニーが欲しくなって色々検索するうちに貴ブログにたどり着きました。実に盛りだくさんの記事で大変参考になります。
    で貴ブログを拝見するうちに我慢出来なくなって先週契約してしまいました笑。
    納期は相変わらず1年後とディーラーから言われてますが、これから時間をかけて納車待ちを楽しんで過ごしたいと思ってます。私も釣り(渓流メイン)をやるので、釣り記事も楽しみにしております。
    今後ともよろしくお願いいたします。

    • sny より:

      farwater さまコメントありがとうございます!
      なんとブログが契約の後押しになるとは嬉しい限りです!
      これからも更新していきますので納車までの暇つぶしに是非ごらんください!

      すごく狭く色々工夫しないと荷物も詰めないのですがそれも楽しみのひとつになりえるのがジムニーの魅力かなとも思ってます!
      渓流ですと細い道に入って近いところまでアクセスできるのも大きなアドバンテージですもんね。僕はエレキなど運ぶので積むのがシビアになりそうですが、フライやライトタックルだともっと色々レイアウトの可能性ありそうですね!
      ベストやウェーダーをハンガーにかけたりスプーンや毛ばりなどを並べて収納なんてのも良さそう…

      などなど待っている間も楽しめるので!よろしくおねがいします!

      • farwater より:

        snyさんこんばんは。ご返信ありがとうございます!
        納車までの暇つぶしなんてもったいない。貴ブログほど内容の濃いジムニーブログは他にないと思います。
        記事の一つ一つは細かく掘り下げており、読み応え抜群!特にパーツレビュー、カスタムの記事は何度も繰り返し読んでいます(笑)。何度読んでも飽きないんですよね、これが(お世辞ではありません、ホントです。)質の高い情報が満載、かつ読みやすい文章なので繰り返し読んでも疲れない。てかここのところ毎日必ずアクセスしてます。(注:仕事中含む、笑)

        貴殿とは年齢は違いますが、釣り、車と趣味が合って凝り性なところ(笑)にシンパシーを感じています。これからもコメントさせていただきますのでよろしくお願いします。

        • sny より:

          お返事ありがとございます!
          確かにおっしゃるとおり凝り性ではあるかもしれません…

          自分の中で納得しないと満足しないというか。
          なので趣味が合わない方にはまったくピンとこない記事も多いかもしれませんが、farwaterさんのように共感していただける方には参考になるかもしれません!
          ぜひお仕事中のお供に読んで行ってください!