2022年のスタートも混沌とした情勢ではありますが、先月はそんな中でも12月の販売は4,478台といういいスタートを切っていました。
それでも、まだまだ納車を待っている方や、納期が常識的になったら注文しようと思っている方も多いというのが現状ですが、一度今の状況がどうなのかは先月分を振り返っていただけると、これまでの年間の総販売台数などもまとめていますので参考になるかと思います。
読むのめんどくさいよーという方に向けて今北産業でまとめると、
年末休みのある12月もジムニーたくさん作ってて年間で振り返ってもずっと右肩上がり。こんな世の中なのにすごい!
という結果でした。
※【今北産業】は2chスラングで「今来たから三行で説明して」という意
それでは今月はどんな動きがあったのかみていきましょう。
毎週のようにジムニーの生産に関わってきそうなニュースが飛び込んできて慄いたのですが、スズキの本気が伝わってきたぞといった内容になっています。
それではご覧ください。
2022年1月の販売台数情報をチェック
まずはこれを見なけりゃ始まらない、毎月恒例の全自協さんの新車販売速報から見ていきましょう。
先程もお伝えしましたが、2021年の12月は4,478台の販売で締めくくり、2022年をいいスタートで切れるかな?といった流れでしたが、振り返ってみると、2021年の12月というのは第六波前だったんですよね。
更に言うと、ここで紹介する数値は販売台数ですので、車を売った台数。つまりは車はもっと前に完成しています。ですので、工場で作ったのは11月〜12月中頃の物だと予想できます。
そうなると今月発表の1月の販売台数は、12月中旬から1月中旬までに工場で作られた車であり、後半は少し第六波の影響を受け始めていそうな気配もあります。
つべこべ言ってないで早く発表しろと声が聞こえてきそうなのでその辺り踏まえた上で…こちらです。
2022年スタートの1月の販売台数は3,656台でした。
先月比で89%と言う結果になってしまいました。
最近は予想が的中しまくり調子に乗っておりましたが先月の自分はこれも予想できていたのでしょうか…
5,000台前後と予想していましたが、もう少し少なくなり1月の販売台数は4,500台前後くらいになるのかなということに。それでも今月と同じくらいなので少なくはありませんね。
1月も既に夜勤3稼働カットが決まっているので、なかなか今年に入ってもフル稼働は見込めなさそうですね。
こんな予想をしていましたので大外れです…!予想屋を信じて下さった方スイマセン。。
ハズレだー残念!では悔しいので考察していきましょう。
まずこの予想では年始のディーラーの休業を加味しておりませんでした。概ねスズキアリーナは4日から営業スタートしているようなので3日分の販売分減がありますね。
とはいえ、それを鑑みても他に販売台数が減る要素は無かったため要因不明です。
強いてこじつけると、1月の初旬辺りから第六波が始まり、外出を控えたりなどで試乗や購入する人が減ったのかな?くらいでしょうか。
というわけで、すごく販売数が減ったのではないですが、幸先の良いスタートダッシュではなかったという結果になりました。
続いて1月に入ってきて色々とドキドキしたニュースを時系列で紹介します。
「スズキ湖西・北区の工場など社員40人が感染」のニュース
もはや当たり前の話ですが、初めに書いておくと、誰でも感染してしまうことはありますのでその辺りをとやかく言及するつもりはありません。
ニュースにある話を紹介すると、湖西市や浜松市北区の工場などに勤務する社員合わせて40人の感染があったと報じています。
しかし、その下に、いずれの職場も消毒は終えていて工場の稼働に影響はないということです。
初めはこのタイトルだけを見てドキッとして、心配になりましたが稼働に影響はないとのことで、もはやこの稼働に影響させない対応力がすごいと感心するほどです。
体調などは心配されますが、またまたこのスズキの本気度に感服するニュースとなりました。
このあとも感服が続きます。
「スズキ、国内2工場の操業22日に一時停止」のニュース
こちらは1/21に入ったまたしてもドキッとニュースです。
原因としては去年から続く部品不足が主な要因でした。
先月先々月とも部品不足で稼働停止が続いていてこれは東南アジアなどで作られている部品が現地の感染状況などで調達が遅れていることが以前にもニュースになっていました。
半導体に続き部品不足で足踏みしている状況が続いているのですが、ニュースを読み進めると少し疑問が残るのでした。
操業停止によって生産に影響の出る車種にジムニーがないんですよね。スペーシアやハスラー、スイフトやソリオといった車種は名前が上がっているのですが、ジムニーが“など”に含まれているのか、このニュースを見ただけではわからないのですが、あまり明るいニュースではないですよね。
そんな不穏なニュースなのですが、このブログを今見ている方だけには最後にシックスセンスのようなどんでん返しを紹介できますのでもうしばらくお付き合いください。
「スズキがスイフト生産工場の操業停止、コロナで部品不足」のニュース
タイトルだけ見ると上のニュースかと思いきや、こちらのニュースリリースは上のニュースの6日後の1/27なのです。
相良工場は部品供給不足で、22日に続いて2日目の操業停止。と伝えられています。
このニュースでは相良工場の停止の話なので、ジムニーの湖西工場のトピックではありません。
しかしニュースの下へいくと湖西工場にも触れられています。
22日は湖西工場も停止したとありますが、これは上で紹介したニュースと同じ内容です。
その下に初耳のことがあってびっくり。
“同工場のうち同「スペーシア」などを生産する第一工場は6−8日に夜間の操業を停止した。”
とあるのです。じぇじぇじぇ!(古い)となったのですが、よくよく調べるとジムニーは第二工場なのですり抜けています。
なんだか調子良くないニュースが多く入ってくるのですが、ジムニーの製造にクリーンヒットする悪い話は無いように思えてきます。
しかしまたまたまた同じようなニュースが…
「スズキ、国内完成車工場の操業停止を再度追加」のニュース
こちらのニュースもひとつ上と同日に発表されています。ですのですぐに操業停止の追加があったのだと思われます。
1日単位の追加ではあるのですが、真綿で首を締められるようなジリジリと芳しくない状況が伝わってきます。
内容は、完成車工場3拠点の1/27,28,31を操業停止日程に追加とのこと。
要因は同じく部品供給不足です。
2022年1月については当初、湖西工場(第一)で1月6日から8日までの3日間、2勤を停止する予定だったが、湖西工場(第二)、相良工場を含む3拠点で22日の操業を全日停止。相良工場では26日も操業を全日停止した。今回、27日・28日・31日の3日間、3拠点の2勤を追加で停止することを決定した。
上記で説明した操業停止の流れがありつつ、このニュースで報じられているのは更に27、28、31日の3日間が3拠点の2勤の停止。
今回もジムニーの湖西第二は逃げ切ったかと思いきや、3拠点としっかり書かれているのでジムニーも対象でした。
2勤の停止ということは夜勤の停止ということだと思います。ですので昼勤の稼働はあり。(昼・夜/勤務の両方が停止の場合は全日停止と書かれる)
というわけで3稼働分の減ということになります。
このニュースは受け取った通り製造減につながると思います。
普通はここでガックシ、トホホ…なわけですが、皆様このブログをチェックしていて良かったですね。次のニュースで救われます。
「スズキや日野も国内工場の稼働を停止 部品供給不足の影響広がる」のニュース
報じられているのは一つ上のニュースと同じです。
27、28、31日の2勤の操業を停止という内容です。
しかし!しかし!
このニュースには目を疑う文が…
湖西工場のうち第2工場は「ジムニー」の生産ラインのみ2勤も操業する。
なんじゃこの特別扱い!
なぜか恐縮するほどの特別待遇ですが、こちとら1年以上待っている人もいるんだからいいですよね!
ってなわけで、スズキの本気でジムニーだけはこの逆境のなか作られ続けています。
このニュースを見逃していたら納車難民の方に何も良い話を届けられないところでした。見逃さなくてよかった!ナイス自分!
「スズキ、国内四輪2工場で2月も操業停止 部品の供給不足で」のニュース
2月に入っても苦難は続きます。
これは2/1に入ったニュースですが早々2月初旬の操業停止を報じられたのでした。
それも2工場とあります。湖西第二がないことを祈りますが…
2工場というのは湖西と相良のことで湖西は第一も第二も含まれていたので先程のニュースでいう3拠点と同じ意味あいでした。
つまりジムニーを作る湖西第二も含まれます。
操業停止日は湖西第一が2月1〜3日、第二が2月1〜2日、相良が2月1日を2勤を1勤のみとするとあるのですが、またも衝撃の単語が目に飛び込んできます。
“(ジムニーのライン除く)”
もう完全に特別待遇を確信。
納車難民の方々もスズキは見放していないことをこの()で感じられたかと思います…!!
ものすごいパワーワードが登場してほっと胸を撫で下ろしました。
2022年2月版まとめ
たくさんの操業停止のニュースが流れてきて気が滅入るひと月でしたが、最後の最後にどんでん返しがありました。
つまるところ、ジムニーのラインで操業停止があったのは1/22の1日だけということになります。
年末年始などのない普通の月だとMAX製造が5,500台前後というのはこれまで考察しました。
平日は2勤で土曜が1勤日曜休みというのも前に見たので、概ね45勤前後で約5,500台製造だと予想できます。
それを1月に当てはめてみると、年始休暇がどこまでか、祝日がどういう扱いになるのかは分かりませんが、42勤ということになるので1月の製造自体は問題ない数になることが予想できます。
どのニュースを見ても最後に残業や休日出勤などでカバーし、生産計画は変更しない方針と書かれているのが意地を感じます。
あとは、外出を控えたりなどの世の情勢とディーラーの営業稼働状況(ジムニーを極端に勧めない方針)など次第で販売台数の数が動くのではないかと思います。
ともあれ、ニュースの流し読みだと納車難民の方々は落胆しそうな状況でしたが、取りこぼさずにチェックしているとそこにはスズキの本気(マジ)を感じられる結果となりました。
まだまだ好転までは時間がかかりますが、落ち着いて見守っていきましょう。
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コメント
おはようございます‼️
予想屋snyさんの記事待ってました‼️(^^)
一月は台数減少してガッカリしていましたが、そう正月休みがあったんですよね。
私のディーラーでは8台の納車があったとか、、、これであと30人待ちとなりました。このペースで行くと納車はsnyさんと同じ14ヵ月待ちの5月連休明けくらいになるかなぁと思っています。
まぁここまで来たら慌てず騒がす、じっくり待つしかないかなぁ。でもできれば連休前がいいなぁ、、、
コメントありがとうございます!
そうですね、年末年始を挟むとちょっと読めないところがありましたね…!
あとちょっと、ぐっとこらえて待ちましょう!
GWに乗ったりいじったりしたいですねー、連休明けには間に合うようにちょっと早めに来ることを祈りましょう!!
4月16日にエブリイワゴン契約しましたが納期が半年から約1年になりました。会社の同僚が3月にジムニー契約して納期約2年って言われたらしいです。試しに私もスズキのディーラーでジムニーの納期確認したらやっぱり2年って解答でした。いつ納車してくれるのやら。
コメントありがとうございます!
なんとエブリイワゴンもそんなにも納期が伸びているのですね…
そして営業トークには納期2年も…
ディーラーの提案する納期にはいろいろな会社的なアレコレが詰まっての納期なのでなんともいえませんが、それにしてもすごい納期ですね、、
しかし、注文さえすればいつか必ず届くのでのんびり待つしかないですね!