【2021年6月版】新型ジムニーJB64/74納期 最新情報

納期最新情報

毎月恒例の納期の最新情報をお届けしていきたいと思います。

いよいよJB64W/JB74Wが発売され3年が近づこうとしています。
発売してすぐに購入した方はそろそろ車検が迫る中、未だ納期は解消されていませんが果たしてどれくらい縮まったのでしょうか。

たびたびこの納期情報記事では言っていますが、この納期の情報はある一つの時期で見て一喜一憂しても意味がないものと思っています。
その月ごとで何かの影響があり少し時間差があったのちに納期にもそれが反映されていくことが多いです。

何の影響も受けずに月ごとに納期が次第に減っていけばそれに越したことはないですし、それが理想なんですがなかなかそうはいかないのが現状ですね。
これは毎月情報を追っていないとディーラーで勤めたりしていない限りなかなかわからないところです。

ですので先月からの流れがとても重要なので先月版をまずご覧いただけたらと思います。

【2021年5月版】新型ジムニーJB64/74納期 最新情報
つい先日JB64W/新型ジムニーとJB74W/新型ジムニーシエラにリコールの情報が入りました。そちらの情報は別記事にしましたので合わせてご覧いただけたらと思います。このリコールの件も納車情報の記事で紹介しようとも思った...

特に今月は先月から続く半導体問題の話がメインなのでぜひ流れを捉えておくとよりわかりやすいかと。

というわけで今月はどんなトピックがあったのか見ていきましょう!

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2021年5月の販売台数情報をチェック

毎月のおなじみのこちらから見ていきましょう。

流れとしては、3月の販売台数が5,719台という過去最高に近い数字を叩きだし、果たしてこの数字はスズキの納期短縮への狼煙か、そしてそれが続いていくのか、はたまた決算期の営業の頑張りで3月だけなのか、そこが注目されていました。
しかし4月の販売台数を見てみると3,512台といういつも通りの数字に戻ったという流れでした。

数字だけで考えるとやっぱ3月は特別だったんだなと思えるでしょうが、4月は半導体火災の影響が出始めたとも考えられます。
3月の水準の販売台数を目指してたけど半導体の影響で3,512台になってしまったと捉えるか、ただ3月が決算期なだけだったのかは今月で見えてきそうなのでこれまた注目なのであります。

長々と考察してしまいましたが結果をさっさと見てみましょう。

2021年5月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報 – 一般社団法人 全国軽自動車協会連合会
一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の公式webサイトです。

なんと先月よりもさらに少ない2,511台という結果に…

この数字をどう捉えるかですが、半導体の影響が実際の製造/販売に現れ始めたのが5月分からなのではないかと私は考えます。

先月版では4月ではスズキの2工場で1万台減産というニュースを紹介しました。
ジムニーを製造する湖西工場も含まれていますがジムニーがどれだけ減産されたかはわかりません。ですがこの数字を見ると4月の工場のライン停止で5月の販売が少なくなったのは想像がつきますよね。

ということは、4月販売数の3,512というのは通常稼働での数字だと考えます。3000〜4000台あたりが標準製造台数なんじゃないかなと。

今月は恐らく半導体の影響で心許ない数字でしたが、工場のライン停止分は下半期の休日稼働で挽回するとのことなのでラッシュに期待しましょう。

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SNSでの納車報告での納期の体感

SNSでも納車される方がどれくらいの納期だったか報告されていたらチェックしているのですが、最近は納車報告も少ないように感じます。

納期もピーク時よりも縮まってきているのもあり、「いや〜1年半待ったよ〜」みたいなネタにもなりづらいところもあり実際の待ち期間を報告する方も減ったような感じもあります。

数は少ないのですが報告されている方をみるとおおよそ
JB64/JB74ともに8ヶ月〜10ヶ月がボリュームゾーンという印象です。
SNSだとカスタムされてから納車している方も多いので普通に納車するより少し長めのオーナーさんも多そうです。

平均すると9ヶ月前後というところですが、まだまだ1年待っている方はいますので安心できない感じはあります。毎度のことですが、ラッキーマンはキャンセル車やディーラー発注車が当たり即納〜数ヶ月でゲットしていて納期平均を下げています。

影響は少ないかと思いますが、夏に向けてオリンピックナンバーや突入防止の新規定前の車両狙いの駆け込み需要で少し受注は増えている可能性はあるかもしれません。
「駆け込み需要×半導体での減産」で、もしかするとまた実納期の数字の変動が見られるかもしれませんので引き続き追っていきたいです。

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[スズキ半導体不足で6月も減産]のニュース

先月に大きなトピックとなった工場の一時停止と減産のニュースでしたが、その裏でルネサス工場の生産再稼働のニュースもあり早く元通りになって欲しいなというところで先月は終わりました。

しかし、半導体工場も通常の出荷量に戻るのは6月〜7月になるとあったように、自動車業界は6月の製造ももろに影響を受ける形になったのでしょう。

訂正スズキ、半導体不足で6月も減産 日産と三菱自は海外でも
世界的な半導体不足の影響を受け、スズキが6月も国内四輪車工場の一時稼働停止を検討していることが分かった。複数の関係者が明らかにした。半導体不足でスズキが国内の四輪車生産を一時停止するのは3カ月連続となる。日産自動車と三菱自動車工業は海外工場でも減産する。

ジムニーを作っている湖西工場は第一ラインで6/2,3,4の3日間、第二ラインで6/1-7までの5日間が稼働停止の検討としています。

果たしてジムニーがどれくらいの割り当てになるのかはわかりませんが今月の販売速報値を見ているとまた3割減くらいにはなってしまってもおかしくないでしょう。

先月紹介したニュース同様、スズキは下半期に挽回する計画を立てているので下半期まで跨ぎそうな納車待ちオーナーは差し引きトントンと行った具合で納期は予定と帳尻合いそうな感じにはなりそうです。

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[ルネサス半導体工場の完全復旧は6月中旬以降]のニュース

半導体工場の火災はジムニー製造にも大きな影響が出ていると予想できるので工場の再稼働に関するところは見逃せないニュースです。

時事ドットコム

こちらのニュースによると、当初は5月中の復旧完了を目指していたとあります。

先月のニュースで紹介したのとあまり変わりないですが、6月中旬には製造装置の立ち上げを終えて、車載用の製品は7月上旬以降に火災前の水準に戻るとのことです。

ということは、順調に行けば7月上旬に半導体が元通りになるとすると、それが各車メーカーに行き届くのは8月製造分あたりからで、そうなると9月の販売台数がやっといつもの数字に戻ることになり、10月の頭に発表される販売台数速報でやっと元通りの台数を見れることになりそうです。

我々一般の内部の人間でない人は10月の発表が4000台近くあることを願うしかなさそうですね。

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2021年6月版まとめ

先月から引き続き半導体の影響を受けているところですが、販売台数で目に見えて確認できたのが今月でした。

3月の販売台数で浮かれたりもしましたが、まだ半導体工場は完全復活ではないのでしばらくこの影響を受けた数字になり納期短縮といった明るい話は秋以降になりそうな気配です。

製造が増えないことには販売もできないでしょうから納期に反映してくるのは時間差で冬あたり?そうなると今年中の納期の短縮はスズキもなかなか苦慮しそうです。

早々に今年の流れも(悪い方で)見通せそうなので、[納期がまともになったら注文しよう勢]もまだいるのかわかりませんが、早めに注文しちゃったほうがよさそうです。
待たないで買える時期になるにはまだまだかかると現時点では私は予想します。

半導体不足がある限りはなかなかポジティブな流れにはならないですが、来月はもっといいニュースが増えてくるといいですね。
そう願いつつまた情報を集めていきたいと思います!

コメント

  1. farwater より:

    snyさん、こんにちは。
    はぁ〜(泣。のっけから恐縮ですが、今回の記事は読まなかったことにします(笑。

    半導体不足で他の自動車メーカーでも減産の情報がありますし、韓国政府がルネサスに供給の要請書簡送ったぐらいですから、世界的に相当厳しい状況なんでしょうね。

    私の場合ラッキー繰上げ当選でもない限りは年内納車はまず無さそうですが、まぁその分楽しみが増えたということで納得するしかないですねぇ、、、。
    毎月のカスタムパーツ漁りを今月から復活させることにします‼️(笑。

    • sny より:

      コメントありがとうございます!
      すいません…!納車待ちのオーナーさんがたにはとても恐縮だったのですが、耳障りのいい情報だけでお茶を濁して真実から目を背けるわけにはいかないと思ったもので…!
      何も知らないよりも事情を知っていれば長い納期も納得できたりもしますので!

      僕自身も注文してからコロナウイルスが流行してハラハラして1年半や2年待ちも覚悟しましたが、無事に予定通り納車できましたのでスズキの挽回に期待しましょう!