【悲報】JB64WではBF Goodrich AT 215/70R16は車検に通らない可能性があります。

カスタム

私のジムニーで一番最初に施したカスタムであり、一番のこだわりを持って納車前から絶対このタイヤにする!と決めて履かせたBF Goodrichのオールテレーンタイヤですが、最近になり暗雲立ち込める展開となったため、あれだけオススメしてしまいましたが、包み隠さず現状をお伝えしたいと思います。

ジムニーカスタムの発信者側としておすすめしていたアイテムが車検に通らないカスタムになり得るということをまず謝りたいと思います。
取り付けした時の記事では「安心してカスタムできる範囲内」と書きましたが、この時点ではまだジムニーが登場して3年が経っておらず車検が通るかはわからない時期でした。
そのうち3年経過で車検される方のレビューを見ても同サイズのグッドリッチATが車検に通ったというのも見ました。
ですが、あくまで自分の周りのディーラーではこれは車検に通らない可能性があると言われました。

法的に問題のないカスタムをしていきたいので、泣く泣く交換をせざるを得ないのかなと考えておりますが、車検をこのタイヤで通された方がいればそんな方のお話もぜひお聞きしたいのでコメントしていただけたら嬉しいです!

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車検にひっかかると言われた経緯

この経緯もすごく腑に落ちないところがあったので書いていきます。

私はジムニーが納車されてからは購入したディーラーで整備を受けていました。
そしてタイヤをこのグッドリッチに交換してからもしばらく整備を受けていたのです。整備を受けられていたのでやはり問題はないのだと思っていました。
しかし、突然ハミタイについて指摘され今後はディーラーへの入庫はできないと言われました。その際に僅かなはみ出しなのでオーバーフェンダーを取り付ければ解消できるかもしれないということもアドバイスをもらいました。
今まで普通にピットに入れていたのに急に変ったのはどういうことなのかと食い下がっても良かったのですが、どのみちオーバーフェンダーはつける予定でしたし、今後もディーラーとは良好な関係でみてもらいたかったのでその場はこれで終わりました。

そしてオーバーフェンダーをつけて再度、整備の依頼をしたらやはりハミタイなのでとNGを食らいました。
整備士さんの様子を見ていると工場長を呼んで打ち合わせをしていたので、整備士さんでは判断できないような案件なんじゃないかと察しました。

ちゃんと規定があれば整備士さんでもOKかNGの判断ができるはずですがそれができないグレーの範疇ということだと思います。よって工場長の鶴の一声(そこのディーラーの方針)によってOKかNGか決まる、そうなのではないかと思います。

そして詳しく話を聞くと前輪の片側だけ数ミリはみ出ているという判定でした。
このことについて次に説明してみたいと思います。

本記事は車検が通らなかったという話ではありません。
通してみたらあっさり通る可能性も否定はしません。あくまで購入したそこの店舗のディーラー限定で通せないことが確定したということをお伝えします。詳しくは下記にて説明していきますので読んだ上で判断していただければと思います。

ホーシングのずれの個体差でアウトになる場合がある

ホーシングやラテラルロッドなど四駆のジムニーには欠かせない構造部品ですが、このパーツの組み上げで個体差が生まれてその数ミリでOKかNGかの境界線ができてしまっているという話を聞きました。

構造についてはシーエルリンクさんのこちらの動画がわかりやすいのでぜひみてみてください。

【徹底検証】ラテラルロッドを外すとどうなる!?ラテラルロッドの重要性について説明します【ジムニー辞典】

ディーラーでもはみ出し量を何度も測っており、わずかな量だったので工場長判断だったと推測します。
数ミリであればこの個体差というのも納得がいきます。
この差があることで何事もなく車検OKだったいうユーザーがいるのだと想像します。

理由の一つとして挙げていますが、あくまでも予想でしかありません。

ディーラーの判断は特に厳しい

これもディーラーで聞いた話ですが、私の購入したディーラーは指定工場でした。

自動車整備工場には「指定工場」と「認証工場」があります。
簡単に説明すると認証工場は車検場に車を持ち込む必要があるのに対して、指定工場は保安基準の適合性を証明できたら車両の持ち込みを省略して適合証を交付できます。

もちろん指定工場は陸運局の審査も厳しいです。
これも整備士さんから聞きましたが、もし偉いさんがきて際どい車両がピットに入っているのをツッコまれたら注意を受けたり、最悪は指定を外されてしまうこともあるとのことでした。

前から問題提起している内容ですが…
NGなものはもちろんNGで当たり前ですが、厳密には白であってもグレーなものを取り扱うと面倒ごとになるかもしれない。そうなったらどういう判断をするでしょうか。これは完全に個人の裁量次第だと思います。ディーラーであればどっちの判断をするか、想像もできるかと思います。
逆にカスタムショップでカスタムを生業にしていればどういう判断になるかも想像ができると思います。

あくまで想像しかできません。車検に持って行けばどういう判断がされるのか分かりますが、そんなギリギリの勝負は私はしない予定ですのでタイヤを交換することを考えています。

検査場の車検も検査官の判断次第らしい

こちらもらしいとしか言えないのですが、多くのカスタムショップでもそう言われているのでそうなのだと思います。

ハミタイに関わらず車検についてはグレーな部分が存在しています。令和なのに。いまだに。なぜ?

それは当記事でもわかる通りだと思います。
みんカラなどでも同じタイヤで車検通ってディーラー入庫も全然OKという人もたくさん見かけます。
ですが私の場合は違いました。
検査官の判断次第で変わるということです。もしかしたら個体差かもしれませんがグレーであることには変わりません。

その個体差を判断するために検査官がいるということであれば納得もできますがどうにも腑に落ちません。
3Dスキャンして自動で判定してOKかNGかわかるくらい今時ならできそうなものです。しかし、いまだに現場の人間判断です。
どうにか納得のいく検査にならないものかというのが一国民としての気持ちです。

ハミタイに関わる新規定の真偽は?

輸入車のノーマルでつけられているタイヤのロゴなどの出っ張りをOKするという理由でハミタイに関して新規定が出ましたがこちらの真偽が不明となりました。

まずはまたもやシーエルリンクさんの動画をご覧いただきたいです。

ハミタイって車検に通るの?

こちらの説明ではタイヤのはみ出しが限定的に認められるように変わったという説明です。
シーエルリンクさんはカスタムショップで陸運局とも確認をされながら運営されていることは知っています。

しかし、私のディーラーの整備士さんはまずこちらの話をしたところ詳しくは知らないようでした。
外車のディーラーの整備士さんであればもっと身近な項目なのかもしれませんが国産車のディーラー整備士さんにはあまり関わらない項目だと思います。

ですので、ディーラーで入庫を断られた理由として整備士さんがこのことを知らなかっただけということも考えられます。

何度も同じような話になってしまいますが、ジムニーカスタムショップであれば白黒はっきりさせて責任を持ってカスタムを請け負い、車検まで面倒見るのが商売として理想なはずです。
ディーラーであれば新車をたくさん売って、ちょっと割高な整備でも全国一律でメーカー推奨の整備を受けられる場所であり、際どいカスタム車を扱い指定を外されるようなリスクは負わないというのは周知の事実だと思います。

このハミタイに関する新規定も同じ車を扱うショップでも認識に差があるということなのです。

この新規定によりOKになる可能性もあるし、もしかするとシーエルリンクさんのある県の担当者の限定的な判断という可能性もあるかもしれない、またもや想像でしか語れない話です。

BF Goodrich AT 215/70R16 が車検に通るのかどうかの真相は闇の中

結局最初にも言いました通り車検場での車検に通るのかどうかはわからないという結論なのですが、ブログでおすすめしている発信者の立場としてはグレーなものを勧めてしまっている心苦しさを感じています。

しかし、どのタイヤならOKでどれだとNGなのかという確実な情報は自分でも調べ尽くしましたがないのが現状です。

オススメしてたけどディーラー入庫断られて、でもバツが悪いから読者さんには黙って「タイヤは飽きたのでかえました!気分転換です!」と言ってやり過ごすこともできましたが、それはあまりに無責任なのであったこと詳らかにしました。

このブログでは自分で経験した事実だけでしかお伝えできませんが、これからカスタムする予定の人の参考になるような内容を届けられたらと思っています。
本当であれば車検に通してみて大丈夫だったか否かまで検証できたらすごく有益な情報になるとは思うのですが、そこまで綱渡りする予定はないです。

すごく好きなタイヤで満足していたのですが高い勉強代となりました。際どいカスタムはそれなりの金銭的なリスクは覚悟しないといけないと身をもってわかりました。

しかし、いつかはリフトアップするつもりで、そうなったら小さく見えてしまうであろうこのサイズのタイヤ。
その予定が前倒しになっただけとポジティブに考えていきたいと思います!

私の住む周りにはジムニーの有名なカスタムショップがないのでこういったことが相談できる場所が近くにある人はめちゃめちゃ羨ましいです。
そんな悩めるオーナーコミュニティの場としてももっとこのブログが賑わうと嬉しいなーと思っております。

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64swamp

コメント

  1. 匿名 より:

    どうこう言わずに審査事務規定の走行装置 回転部分の突出に関する規定を読めよ。
    それ以上でもそれ以下でもないことが書いてある。
    勉強せずに指定工場や検査場に文句垂れるな。
    文句あるなら、ちゃんとした根拠を持って話しろ。
    大人やろ

    • sny より:

      コメントありがとうございます。
      ご指摘もありがとうございます。自動車関係の仕事に就かれている方でしょうか?それであれば自分のような素人に教えていただけたら嬉しいです。

      審査事務規定の改定の概要も確認しました。突出についての部分は存じていましたが、
      ・同じ車種/同じホイール/同じタイヤで車検に通る人、通らない人、
      ・国内共通の規定であるはずなのに通る地域、通らない地域があること
      ・同じ状態の車でも日を変えて受け直したら車検に通った
      という話は、調べても調べても根拠がわからずでした。

      匿名様はお詳しいようですのでこのあたりの矛盾がどうして生まれているのかご教示いただきたいです。

  2. 通りすがり より:

    昨今、トヨタディーラーの車検不正の影響もあり、監査が抜き打ち訪問するケースも増えている影響もあって、ディーラーは以前よりもグレーゾーンを嫌う傾向が強くなっています。
    勉強している整備士のいるディーラーは受け入れてくれる可能性は高いですが、整備士や車検の検査員含め勉強不足な方も一定数いるので、現時点では車検に通る、通らないは不条理ですが運次第だと思います。(逆に受け入れてくれるディーラーやショップでも車検の際に物言いが付けば、車検規格に100%OKなタイヤに交換するよう通達があると思います)
    なので、BFに限定すると現時点で安パイは MUD-TERRAIN T/A KM3 LT205/80R16のみになるんじゃないかなと思います。(純正のスペアタイヤブラケットはNGですが)

    現時点での解決策として、僕のオススメはスタッドレスタイヤを購入しておけば冬使えますし、ディーラーや車検に出す際にあえてスタッドレスタイヤに交換しておくと良いのかなと思います。(積雪地域に行かないなら、たまに気分転換に違うホイール&タイヤに履き替える程でも良いですし)

    双方の色んな関係性や不安、不快感を考慮すると、人によっては不本意かもしれないですが、割り切ってそうするのも良いかなと思います。(タイヤのローテーションとかも勉強になりますしね)

    矛盾は言葉の通り答えが出る事は稀だと思うので、表題のタイヤを使う人はポジティブに自身で対応するのが幸せなんじゃないかなと。

    • sny より:

      通りすがり様コメントありがとうございます。
      なんだか一番腑に落ちる回答をいただき、つかえていたものが取れたような気がします。
      個人的には白か黒かハッキリしたい性分で、車検に関しては白と思って乗っていきたいと思っているのですがグレーという部分が存在することにすごくモヤモヤを抱えていました。

      しかしこれに限らずあらゆるものの解釈というのはほとんどグレーが存在していますし、身近な仕事においても似たような事例はありますので、矛盾があることが前提でその中に不条理があり、割り切りも必要という考え方はすごく納得ができました。

      自分ではカスタムをやりたいようにやって車検の時にはノーマルに戻すという方法はやりたくなく、車検に通るカスタムだけで弄っていくというコンセプトでやってきました。

      あからさまな黒を車検時だけ白にして通すというのはもってのほかとして、
      本当は厳密に突き詰めれば白なのに、色々な都合で黒にされるから仕方なく車検の時には確実な方法で通すというのは日本の行政に関わる際には不本意でも仕方のないことだと理解できました。

      本当はちゃんとジャッジできる仕組みを作ってもらいたいのですが。。
      大変貴重なご意見ありがとうございました。

  3. ジムニー好き より:

    snyさんの真面目な対応に敬服します。
    リフトアップを検討されているようですが、こちらもグレーの塊ですのでご注意下さい。

    • sny より:

      コメントありがとうございます。
      リフトアップもそうなのですか…
      リフトアップは年式次第ですが突入防止と、アップサイズ次第ですが直前直左の対策さえできていればグレーの部分はないものだと思っていました。