これまで当ブログではカーオーディオについてもいくつか取り上げてきましたが、特にカロッツェリアの商品は多く紹介していました。
というのも、やはり国産メーカーということもあり、国内自動車メーカーに合わせたラインナップやオプションなどを取り揃えてくれるからなんですね。
例に漏れずジムニーにアジャストしている商品をリリースしていますし、公式HPでもジムニーの音質向上計画というページを作っているほどです。
ジムニーに取り付けるための専用のバッフルもラインナップされています。
オーディオのカスタムはわかればそんなに難しいことではないのですが、スピーカーバッフルやステーなど車に装備させるためのパーツがネックで、これがないと純正と同じサイズで同じネジ穴でないと取り付けできなかったりと拡張性が一気に狭まってしまうのです。
そんなもはやスピーカー本体よりも大事とも言わざるを得ない取り付けにまつわるパーツがスピーカーメーカーから出るのはとても安心感があるのです!
そんなアイテムが登場したので紹介したいと思います。
その名も「【UD-K301】トゥイーター取り付けキット」!
名前はそのまま!
特に説明するまでもないかもしれませんが簡単に説明をすると
2ウェイスピーカーに交換するとツイーターとウーファーとに分けてスピーカーから出力されます。ウーファー部は純正位置のドアに取り付けられるのでいいですが、高音域を再生するツイーター部は直進性が強いという特性もあり、足元ではなく顔の前、もっと言えば耳の近くに遮蔽物のない状態で取り付けられるのが理想なわけです。
通常ならスピーカーを買うとツイーターのスタンドなどが付属されており、ダッシュボードに貼り付けたり、ピラー部分に穴を開けてネジ止めしたりするのですが、ダッシュボードに両面テープだと剥がれるし、ピラーに穴をあけるのもちょっと抵抗あるじゃないですか。
それにジムニーだとピラーは白っぽいのにツイーターは黒いデザインだとか。後付け感も否めません。
そこで登場したのがこのアイテムで、ドアミラーの横のカバー部分に綺麗にツイーターが収まる取り付けキットで、見た目も自然で純正感グンバツ。
位置的にもフロントウインドウにかからないので視界の妨げにもならずかつ聴くのにちょうどいい位置という塩梅なのです。
もちろんカロッツェリアが出しているので同社スピーカーは簡単にポン付けできるでしょう。
適合機種は
- TS-C1630S II / -F1640S II / -F1040S II / -T730 II / -T440 II
- TS-C1630S / -F1640S / -F1040S / -T730 / -T440
と公式に記載されています。
これらの機種に既に交換済みなら買いだし、スピーカー選びに悩んでいる方もこのツイーター取り付けキットと、カロッツェリアから出ているバッフルを買えば簡単にDIYでカスタムができちゃうので最後の一押しになりそうな要素です。
実は当ブログ管理人は似たようなパーツ使用中
まだ記事の執筆ができていなかったのですが、私も実は割と前にTS-C1630Sに交換していたのです。
ではなぜこの機種を選んだのかというと、前述の通り、バッフルがあるということと、今回このアイテムを紹介する前から「ツイーター取り付けピラー」を制作している人がいたからなんですね。
何言ってるかよくわからないかもしれないのでとりあえず写真をみてください。
ほぼ今回紹介してるアイテムと同じようなブツでツイーターがついてるんです。
これは自主制作してる方がヤフオクに出しているものを買いました。
そんなレアだったアイテムを公式で出してくれたのですからこんな興奮気味に紹介しているんです。
「UD-K301」はスピーカーでもないただのプラスチックの台座になんで6,000円も?高くない?って気持ちにもなりそうですが、私が買った上記写真のものは15,000円で買ったので公式は激安です。
私のこれもしっかり作られており、個人での手作り製作なので納得して買いましたが、まさかジムニーで2ウェイにカスタムした人専用っていうニッチな商品が出るとは思わなかったので驚きでした。
それほどまでにジムニーは〈純正スピーカーがショボイ〉スピーカーカスタム需要が高いということが伺えますネ。
あえてウィークポイントを上げると…
ウィークポイントその①[雨がかかる]
これは私も個人製作バージョンのツイーターブラケットを買う前から気になっていたことなんですが、ドア側にツイーターがつくのでドアを開けると雨がかかるんですね。
高級車などのようにAピラーにつければ濡れる心配もありませんので、最適解を求めるならAピラーに取り付けできる個人製作品を探すのが1番かもしれません。
ウィークポイントその②[ドリンクがツイーターを遮る]
エアコン前に取り付けるタイプのドリンクホルダーをつけている場合にドリンクを置くとちょうどツイーターを遮ることになります。
やはり同様に最適解としてはAピラーなのですが、気にする程のデメリットではないです。
ウィークポイントその③[ツイーター向きが内振りっぽい?]
これは写真で見る限りでの判断ですが、結構車内内側にツイーターが向きそうな感じです。
これは私が現在使っているのも同じく内気味仕様なので取り付けスペース的にそうならざるを得ないのかもしれません。
写真を見るとLRのクロスするところはサイドブレーキ先端くらいの位置になりそうに思えるのですがどうなんでしょう。もう少し後ろの車内中央くらいでLRがクロスするくらいの方が定位やステレオ感で優位になりそうですが。
あまり宣伝っぽいと回し者みたいなのであえてウィークポイントをあげてみましたが、雨なんかは実際運用していても気になる程かかりません。キャンプでドア開けっぱなし中にスコールを浴びる等、特殊な事例でなければ問題ないです。
ドリンクで遮られても音像が気持ち悪くなるような影響も受けません。
というわけで、問題なしで買ってヨシだと思います。
パイオニアすげぇ
まとめると、繰り返しですがこんなニッチなアイテムをリリースするパイオニアすげぇってところに尽きますね。
だって適合機種は生産終了モデルを外せばCシリーズとFシリーズの2ウェイのみですよ。そしてジムニー専用。NBOXとかじゃないんですよ、ただでさえ生産台数が少ないジムニーで、さらにその中のスピーカーをカスタムする一握りのユーザーの人がパイオニアの2機種を選んだ時にだけ活躍する専用のブラケットですよ、すごくないですか?
そんなアイテムが商品化されるジムニーはやっぱ最高ですね。
けれど、2ウェイスピーカーカスタムをするほどではないって人が、ツイーターのみを追加するカスタムなんかはこの取付キットと一緒に買うとお手軽にグレードアップできてすごくオススメかもしれません!
変態さんにはこのアイテムのツイーター取り付け部を加工して他メーカーの他サイズに合わせて加工するベースにするってのもめっちゃアリかと思うので可能性は無限大ですね。
そんなジムニーオーナーに優しいPioneer/carrozzeriaには今後も要注目でいきたいと思います。
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