これまで新型ジムニーに関するカーオーディオといえば、ジムニー専用バッフルなどをリリースしているカロッツェリアや、他に大手カー用品店などでも見かけるALPINEやKENWOODあたりが国産車につけるにはイージーで人気があるところだと思いますが、この度、フランスの会社フォーカルよりなんとジムニー専用のスピーカーキットが登場したので紹介してみたいと思います!
会社の本体はフランスではあるのですが、フォーカル・オーディオ・ジャパン株式会社があるため、このように国産車の車種限定キットが発売できたようです。
では早速どんな商品なのか見ていきましょう!
まずは商品紹介!
どんなアイテムなのか見てみないとイメージもわかないと思いますのでまずは商品をご覧ください。
ツイーターとウーファー部に別れた2ウェイ仕様でなんといっても注目なのがツイーターを取り付けるためのミラー裏トリムのブラケットが付属しているというところです。
ジムニーでは2ウェイタイプのスピーカーを交換する時には多くの方がダッシュボードに貼り付けたり、Aピラーに穴あけ加工をして取り付けたりすることが多かったと思います。
ミラー裏トリム部分に取り付ける方も多いですが、こちらも穴あけ加工をしなければならず、安いパーツとはいえちょっと躊躇する人もいたかもしれませんが、こちらのフォーカルの商品はこのツイーター用ブラケットがついているので純正と交換するだけでOKなんです!
これにより、取り付けが簡単ということと、スピーカーを取り外すことになったとしてもノーマルの状態に戻せるというのも大きいですね。
フォーカル・オーディオ・ジャパン株式会社から発売ですが、スピーカー自体はもちろんフランスのフォーカル製を採用しているのでこれまでにサウンドを聴いたことがある方や憧れがある人なんかは一択なんではないでしょうか。
製品の特徴とストロングポイント【ウーファー編】
フォーカルの伝統としてウーファーのコーンはポリグラスコーンを使っているそうです。
音自体は結局は好みにはなると思うのですが、このポリグラスコーンは「軽量」かつ「高合成」、「高減衰特性」を併せ持ったコーンで微細な細部までも再現できる、タイトで制御された低音域と公式では謳っています。
これを裏づけるようにこの商品はウーファーサイズが13cmなんですよね。
純正は10cmなので大きくはなっているんですが、カロッツェリアで発売されているジムニー専用バッフルは16cm用だったりします。
スピーカーは大きくすれば低音を稼げるというのは物理上そうなのですが、あえて13cmを採用したというのは上で紹介した「タイトで制御された低音域」という部分に重きを置いているからだと思います。
以前にどこのメーカーか忘れてしまったのですが、カー用品店でスピーカーの試聴をしていた時に17cmよりも13cmの方が綺麗に低音が鳴っていたことがあったのです。
もちろん値段は13cmの方が高かったですが、低音再生は大きさが正義ではないのです。より低い音を出すというだけなら大きくないといけないですが、タイトに低音をハキハキ鳴らすには小さい方が有利なんですよね、実は。
というわけで、あえて13cmを選択したというのはこの“タイト”というポイントを重視したとみてすごく良さそうです。
製品の特徴とストロングポイント【ツイーター編】
ウーファーはなんだか良さそうというのがわかったのでツイーターもどんな特徴が詰まっているのか見てみましょう。
最初にも紹介しましたが、なんと言ってもブラケットが付属しているというところが注目ポイントです。
他のメーカーではツイーターはどんな車種のどんな場所でも取り付けられるようにスタンドに両面テープだったり、スタンドを付けずに穴あけ加工でピラー部につけれるようにしていたり汎用性のある作りになっています。
汎用性があるがゆえですが、ピンポイントにいい場所に取り付けしようとするのは難しいこともあるのです。
この商品はジムニー専用のブラケットが付属していて、マウント角や固定方法を音響的に吟味して作ったと紹介されています。
ですので難しく考えたくないライトユーザーはもちろん、これまで最高の位置に加工してでも調整しないと気が済まないカーオーディオオタクの方でも買って取り付けしちゃえば満足できるアイテムなんじゃないかなと思います。
穴あけや内装加工など必要なく、スズキ専用の配線ケーブルやデットニングシートまで付属しているとのことなので、これ一つで満足できるジムニーオーディオに仕上がりそうな気配です。
音に満足して予算さえ許せばナイスなスピーカーキット!
至れり尽くせりなキットですが、あとはお財布の紐を解けるかどうかです。
値段もそこそこします。
他メーカーで言えば中級機か上級機の安い方というくらいの価格設定でしょうか。
しかし、他カーオーディオメーカーだと別売りのバッフルを買って、デットニングキットを買って…と色々集めなくてはならないところが、これ一つで揃ってしまってポン付けで済むと考えれば安いとも考えられます。
しかし、商品はスピーカーですので結局は音が好みかどうかが最重要ですね。
カー用品店などの試聴コーナーの一角にはやく登場してもらうのを待つばかりであります。
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